YWCA情報

ウクライナYWCAより: 2023年4月1日~5月11日の支援活動についての報告

以下は、ウクライナYWCA会長のナターリヤさんから届いた、2023年4月1日~5月11日までウクライナYWCAが行った現地での支援活動についての報告です。

1.生活困窮に陥っている女性や障がい者14名を対象に、対象者自身および子どもの生活必需品(食料、医薬品、医療費、新居の設備など)のための資金を支援しました。

2.小さな子どもをもつ国内避難民の家族に、家庭用インバーターと、お湯を沸かすためのボイラーを提供しました。

小さなエピソード

スームィ地方から戦争から逃れてきた女性から手紙が届きました。彼女の名前はアリーナです。彼女は、9歳の娘と幼児を連れ、一人でキ―ウに行かなければならなかったそうです。夫は強制動員のため、居住地から離れることが許されない状況でした。彼女は、今住んでいる家にはお湯が出ないので、ボイラーを買うための支援を強く望んでいました。古いボイラーが焼失してしまったためです。私たちは、彼女がボイラーを購入するのを支援しました。アリーナはその後も私たちと連絡を取り続け、赤ちゃんのことを話してくれました。生後4カ月になった赤ちゃんの写真も送ってくれました。

残念ながら、アリーナのように、ゼロから人生をスタートさせ、大きな困難を乗り越えていかなくてはならない女性がたくさんいます(キーウだけで約30万人の国内避難民がいます)。私たちは、彼女たちを経済的に支援し、心の支えとなれることを嬉しく思っています。

また、国からのわずかな年金(約100米ドル)だけでは生きていけない高齢者のために、食料援助も行っています。

3.ウクライナYWCAは、ボランティア団体との協力を続けています。現在、「Kyiv Kotiki」と「Volunteers of Peace」の2つの団体と協力しています。

  • 「Kyiv Kotiki」は、精神または身体障がいのある子どもたちを対象にした施設を含む複数の孤児院に、薬やビタミン剤、必要な物資を届けています。また、空爆や 砲撃により家がほとんど残っていないノヴォエ・ザレジエ村の支援も行っています。私たちは、この村に食料や生活用品を支援しています。
  • 「Volunteers of Peace」は、現在チェルニヒウ市に住んでいる国内避難民を支援しています。私たちは彼らとともに、人々が必要とするものを支援しています。

ウクライナYWCAは、今後も支援やサポートを必要とする人たちを助けていきたいと考えています。また、会員のためにYWCA活動を発展させ続けることも、私たちにとって非常に大事なことです。

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YWCA(ワイ・ダブリュー・シー・エー/Young Women's Christian Association)は、キリスト教を基盤に、世界中の女性が言語や文化の壁を越えて力を合わせ、女性の社会参画を進め、人権や健康や環境が守られる平和な世界を実現する国際NGOです。
1855年英国で始まり、今では日本を含む100以上の国・地域で活動しています。

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