米国YWCA・世界YWCAによるベネズエラへの軍事介入に対する声明
1月3日にアメリカ合衆国がベネズエラに侵攻したことを受け、1月5日、米国YWCAと世界YWCAは共同声明を発表し、米国の行動を非難するとともに、すべての人々の平和、正義、自由を中核とする世界的な運動として、私たちの連帯を継続するよう呼びかけました。



声明文(日本語訳)
米国YWCAは、世界YWCA運動の一員として、世界中のYWCAとともに、長期的な平和・正義・自由を、特に紛争の影響をもっとも重く受ける女性たち、子どもたち、そしてもっとも弱い立場に置かれた人々のために推進するべく行動し続けます。この決意は、YWCAリーダーたちの声が持つ集団的な力に、そして、暴力と不安定によってもっとも影響を受ける人々の安全・尊厳・権利が守られるべきであるという揺るぎない信念とに導かれています。さらに、完璧なものでないとは言え、国際法が市民の生命を守り権力に責任を科すという原則を体現するものであるという認識に根差しています。
世界YWCA CEO/総幹事ケイシー・ハーデンは、以下のように明言します。
「国際法は、すべての人にとっての直接的および長期的利益のための意思決定を導き、また、権力を持つものがその権力を一部の利益のために悪用しようとする際には、その責任を問うための指針として機能すべきです。」
さらに、米国YWCA CEOマーガレット・ミッチェルは、以下のように付け加えます。
「私たちはもっとも強い表現をもって、基本的人権を侵害するあらゆる行動を非難します。私たちは、平和構築・外交・説明責任を求める緊急な訴えを強調します。これらの原則が無視されるとき、まず最初に、そしてもっとも長期に渡って難に遭うのは女性たち、子どもたち、そして周縁化されたコミュニティだからです。」
このため私たちは、ベネズエラへの米国による軍事介入に関与したすべての関係者に対し、直ちに方針転換を行い、すでに加えらえた被害―住民の生活基盤の破壊、食料・医療・教育へのアクセス阻害、女性や子どもたちへの暴力・搾取のリスク増大―を可能な限り最大限に軽減するための具体的な行動を取ることを求めます。
この先とるべき道は、どのような形であれ信頼に足るものであるためには、明確で、具体的で、行動に基づき、率直な思いやりに根差していなければなりません。取るべき方策は、女性や子どもたちが生きる現実を最優先し、回復と安全が権力を持つものだけのものでなく、影響を受けたすべての人におよぶことを保証するものであるべきです。
私たちの集団的な声が持つ力に導かれ、世界YWCAと米国YWCAは、世界各国のYWCAと共に抑圧を取り除き、正義を要求し、自由を解放し、尊厳を守り、現在そして、将来の世代のために恒久的な平和を守るため立ち上がり続けます。
それ以外の道を認めることはできません。国際法をさらに侵食し、女性や子どもたちを無防備に危機にさらす、いかなる規範も拒否します。
160年以上にわたり、米国YWCA、世界YWCA、そして世界各国のYWCAは、属性や地理的条件を問わず、とりわけ世界中の国々の中で、また、国々をまたいで戦争や紛争に直面する状況の中で、女性や子どもたちをエンパワーし、人権を推進し、違いと多様性を重んじ、人々の暮らしをよりよいものにするため、絶え間なく働いてきました。
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