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【翻訳】世界YWCA・核兵器の全面的廃絶のための国際デー記事

21Nov


【翻訳】世界YWCA・核兵器の全面的廃絶のための国際デー記事

*世界YWCAのウェブサイトに掲載された原文(英語)はこちら⇒●

核兵器の全面的廃絶のための国際デーにおいて、私たちは日本YWCAの仲間が世界平和のために立ち上がり続けていることについて共有できることを嬉しく思います。

73年前、第2次世界大戦・アジア太平洋戦争は世界中に壊滅的な人道的損害を残しました。それ以来、日本YWCAは平和な世界を実現するために努力を続けています。戦争は2つの原子爆弾や住民の4分の1に及ぶ人々が命を失った沖縄での地上戦を含め、日本に凄惨な悲劇をもたらしました。この戦争の間、日本軍は多くのアジアの国で、特に女性や少女に対する残酷な抑圧に深く関与しました。

 以上に記した過去への後悔に基づき、日本YWCAは「アジア・太平洋戦争の謝罪と未来に向けての決意表明文」(/wp-content/uploads/2018/11/20100409j.pdfよりご覧いただけます)という声明を出すことや、1947年に施行された、戦争の放棄を宣言する9条を含む日本国憲法を守ることを強く訴え続けることによって、平和のためのムーブメントとなることを誓いました。

1970年、多くの人々の間で核エネルギーが「夢のエネルギー」や「核燃料の平和的な使用法」などと見なされる中、日本YWCAは「『核』否定の思想」の原則を宣言し、毎年夏に広島で行われている3~4日間の平和教育プログラム、「ひろしまを考える旅」を始めました。このプログラムは、核兵器によって起こった悲劇を二度と繰り返さないよう、参加者、特に若い世代に、平和の重要性を学び、平和な世界への実現にみんなで関わっていく機会を提供しています。また日本YWCAは日本中の高校生からなる高校生平和大使と世界YWCAを繋いでもいます。例年同様、今年も高校生平和大使は平和と調和のメッセージを共有するためにジュネーブを訪れ、国連軍縮部と世界YWCAを訪問しました。

日本YWCAは原子力発電の廃止を呼びかけています。2011年の福島第一原発事故の後、他のNGO団体と協力し、原子力発電所の停止を求めてキャンペーンをおこなったり、事故が起こった日に生まれた子どもが20歳を迎えるまでの期間、被災地に住む女性や子どもたちにセーフ・スペースを提供し続ける取り組みを続けています。

日本YWCAは持続可能な開発目標16が掲げる平和な世界のために努力し続けてきました。また若い世代、特に若い女性が、過去の経験や教訓を受け継ぎ、活用すること、またその取り組みの中でリーダーシップを獲得することの重要性を信じています。
(翻訳協力:宮澤ありさ)

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YWCA(ワイ・ダブリュー・シー・エー/Young Women's Christian Association)は、キリスト教を基盤に、世界中の女性が言語や文化の壁を越えて力を合わせ、女性の社会参画を進め、人権や健康や環境が守られる平和な世界を実現する国際NGOです。
1855年英国で始まり、今では日本を含む100以上の国・地域で活動しています。

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