高校生平和大使、世界YWCAを訪問
26aug.
高校生平和大使、世界YWCAを訪問
8月17日、高校生平和大使がスイス・ジュネーブの世界YWCA事務所を訪問しました。世界YWCAのウェブサイトに記事が掲載されています。
「原爆投下後、広島は燃えさかる地獄でした。焼け死ぬ人、ガラス片が体に刺さった人。ある有名な詩は、この時の状況を『げんしばくだんがおちると ひるがよるになって 人はおばけになる』と言い表しています。」(高校生平和大使 井上つぐみさん)
日本からの高校生平和大使は、70年前に日本を襲った残虐行為を忘れないため、広島と長崎への原爆投下のことを話すために、毎年欠かさず、熱意を持ってジュネーブを訪れています。
高校生平和大使は、例年のとおり、核軍縮を訴える署名を国連に提出しました。高校生平和大使は、世界YWCA事務所を訪問するとともに、毎年、国際連合軍縮部で発言し、米国の手によって1945年に長崎と広島を襲った恐ろしい人道に対する罪と、現在も続く被害について話しています。
高校生平和大使は、自分たちの経験や核兵器のない世界への誓いを語りました。彼女ら・彼らは被爆3世であり、自分たちの祖父母から聞いたことや、現在も続く放射線の悪影響、2011年に起きた東京電力福島第一原発事故の影響などについて話しました。
高校生平和大使は、各国や各政府に語りかけ、核軍縮への支持を拡大するという使命の中で、核兵器の存在が、世界を巻き込む核戦争の脅威につながることを認識しています。平和大使は力強い「平和」のメッセージを世界YWCAにもたらしました。世界YWCAは、高校生平和大使に連帯します。
訪問の最後に、宮澤咲帆さんが、以下のように話しました。
「核兵器は、自然災害と違って、私たち自身の努力によってなくすことができます。紛争や、私が4年前に経験したような災害によって、苦しむ人がいなくなってほしいと思います。私の夢は核兵器をなくし、皆が平和に暮らせる世界をつくることです。」