CSW69(国連女性の地位委員会)派遣者募集のお知らせ
CSWとは
毎年3月に開かれる、女性の地位向上を目的とする国連加盟国の会議。 日本YWCAを含む世界のNGOは、CSWの会期中に、各国政府関係者への直接折衝、CSW本会議への陪席・発言、各国政府主催のサイドイベントや政府のブリーフィングへの参加、参加NGO同士での情報共有・ネットワーキングなど、精力的に活動します。世界YWCAは、NGO・市民社会としてCSWの設立に大きな役割を果たし、毎年代表団を派遣して情報提供やメッセージの発信を行っています。日本YWCAは、2019年にECOSOC(経済社会理事会)との協議資格を取得し、独自に派遣者を送りつつ、現地では世界YWCAメンバーと協働しています。
ユース派遣の目的
同会議に日本YWCAからの派遣者として出席し、各国政府や世界中のNGOによるイベントやトレーニングに参加することで、若い女性のリーダーシップとエンパワメント、また日本が持っている課題を国連の場で発信し、広げることです。CSW69では、日本YWCAとして「米軍基地問題」に関して問題を提起します。同問題に関して、主催のパラレルイベントをおこない、アドボカシー運動をおこなっていきます。この課題を共に考え、発信していきたいユースの参加者を募集します。CSW参加中はさまざまなイベントが開催されます。どれに参加するかは基本的に自由に選ぶことができます。日本YWCAの派遣メンバーとして参加するべきものには、全員で参加していただきます。
CSWでできること
- パラレルイベントの企画・実施(出発前に、主にオンラインで話し合って作り上げます)
- UNWomenのイベントやユース向けトレーニングやギャザリングへの参加、世界YWCAや他国YWCAのイベント参加とネットワーキング、世界中のジェンダー問題に取り組むNGO団体による主催イベントや各国政府主催のサイドイベントに参加。
- 女性と少女の権利、若い女性のリーダーシップなどを求める世界YWCAのアドボカシー活動への参加。
派遣概要
- CSW開催期間: 2025年3月10日(月) ~ 21日(金)
- 現地派遣期間: 2025年3月9日(日)~15日(土)※この期間は必ず現地に滞在してください。
- 日本YWCAによるパラレルイベント開催: 3月10日(月)~3月14日(金)のうちの1日(イベントは90分間)
- 場所: ニューヨーク(米国)国連本部もしくは周辺のNGO拠点
- CSW69主要テーマ: Beijing+30(北京「第4回世界女性会議」から30年)
参加条件
下記1~6のすべてを満たす方
- 日本YWCAの目的・方針・理念に賛同し、ジェンダーや女性の人権、今回のパラレルイベントのテーマである「米軍基地問題」に関心がある方。日本のYWCAが大切にしているテーマ・姿勢を伝えられる方。同時に、現地では自分の意志と判断で、得られるチャンスを柔軟に活用できる方
- 20歳~30歳のYWCA会員(女性/新規入会可)で、所属YWCAの推薦が得られる方
※新規入会・推薦についてはお近くの地域YWCA、または日本YWCAにご相談ください。 - 派遣後2年間はYWCAの活動に継続して関わる意志があること
1年ごとに活動報告を提出いただきます。 - 新規会員は派遣前に日本YWCAもしくは地域YWCAの活動に参加すること
- 派遣前に事前準備会に参加が可能なこと
参加準備のため、ZOOMによって、2024年11月~2025年3月の期間に最低月1回程度の準備会を行います。原則として、平日夜の開催を想定しており、詳細は、選考の結果参加が決まった方とご相談の上、ご案内します。 - 広報への協力ができること
CSW期間中はSNSで発信を行い、派遣後は、日本YWCAへ報告書を提出するとともに、日本YWCA・地域YWCA主催での報告会にて報告すること。
費用
自己負担(ただし上限を10万円とする研修補助あり)
【昨年度参考】往復航空券17.5万程度、宿泊費2~3万程度×8泊。交通費(航空券・NYでの公共交通機関利用費)、食費、宿泊費等込みで50万円程度を想定しています。期間中は、複数回会食を予定しています。
派遣にあたっての注意事項
- 募集人数: 5名(最少催行人数3名に満たない場合オンラインでパラレルイベントを行います。)
- 研修補助:1人最大10万円を補助する『日本YWCAユースエンパワメント基金』に申請することができます。
※住民税非課税世帯の方には、別途補助の可能性があります(上限10万円程度・金額は申請者数などによって決まります)。お申込み前にご相談ください。 - 現地集合・現地解散を基本とします。宿泊場所・航空券の手配はご自分でしていただきますが、ご不明な点がありましたらご相談ください。
※日本YWCAのスタッフが引率します。プログラム詳細は、選考の結果参加が決まった方へご案内します。
※万が一、現地で新型コロナ感染症等に罹患した場合等もスタッフは随伴できませんので、参加者が自分の責任において現地当局等と手続きをお願いします。
選考・申込(応募締切:2024年10月11日(金)※必着)
書類選考を行い、通過した方は10月中旬から下旬にかけて面接(遠方の方はオンライン)を行い、11月初旬には結果をお知らせします。
面接は今のところ以下の3日ほどを予定しています。
※書類選考通過者には追って日程のご相談をいたします。
- 10/22(火) 10:00〜17:30
- 10/25(金) 13:00〜16:30
- 10/26(土) 16:00〜17:30
なるべくご都合を合わせていただくようお願いします。
YWCAで2年間以上活動をされてきた方は、その経験を評価し、選考において考慮されます。
提出物
所属する(所属予定の)地域YWCAまで以下2点をメール、Fax、郵送のいずれかの手段にてお送りください。全国の地域YWCA一覧はこちら
1. 「参加者応募用紙」
2. 「日本YWCAによる声明文・抗議文に対する感想文」
以下5つの声明文・抗議文(いずれも1ページほどです)をお読みいただき、うち3つの声明文・抗議文に対して、それぞれ約400字程度でその感想をお書きください。
- 日本YWCAはLGBTIQを含む性的マイノリティの人権を尊重します
- 辺野古新基地建設 埋め立て工事強行に対する抗議声明
- 声明「あらゆる暴力の即刻停止と、パレスチナへの軍事占領の終結を求めます」
- 韓国YWCAおよび日本YWCAは、日本政府に日本軍「慰安婦」への謝罪を要求します
- 核兵器禁止条約の発効要件達成に関する日本 YWCA 声明
参考情報
第68回国連女性の地位委員会(CSW68・2023年3月)参加報告書
第68回国連女性の地位委員会(CSW68・2023年3月)報告会のお知らせ
2024年3月にニューヨークの国連本部で開かれた第68回国連女性の地位委員会に日本の5つのNGOから15名のユースが参加しました。
世界中から集まったジェンダー平等を目指す人々と過ごした濃密な2週間の学び、経験、感じた課題、第69回CSWに向けたメッセージをお伝えします。
ジェンダー、国連、国際会議といったキーワードにピン!と来た方のご参加をお待ちしています!
- 日 時:2024年9月29日(日)15:00~17:00
- 場 所:Zoom
- 内 容:CSWの概要、参加ユースによる報告、外務省からのコメント、質疑応答
第69回CSWに参加希望の方は個別により詳細な質問をしていただける時間があります。 - 参加費:無料
- 対 象:どなたでも
- 申 込:こちらから登録してください(9月28日締切)
- 主 催・問い合わせ:CSW Youth協議会(japaneseyouthcouncil.csw@gmail.com)
(第68回CSWに参加した5団体*のユースで構成されています)
*日本女性監視機構(JAWW)、大学女性協会(JAUW)、日本BPW、日本YWCA、国連NGO国内女性委員会
主催・問合せ: |
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