第13回世界日本軍『慰安婦』メモリアル・デー
世界共同アクションに賛同しました
韓国YWCAの呼びかけを受け、「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」主催、
「第13回世界日本軍『慰安婦』メモリアル・デー 世界共同アクション」に日本YWCAとして賛同しました。

“여전히 끝나지 않은 역사, 지금 행동하라”
8월 14일 일본군‘위안부‘ 피해자 기림의 날을 맞아
「未だ終わらない歴史、今こそ行動を」
기림의 날(キリムエ ナル):8月14日 日本軍「慰安婦」被害者を記憶する日を迎えて
また、このアクションに合わせ韓国YWCAが発表した声明文「未だ終わらない歴史、今こそ行動を」に日本YWCAも賛同しました。
以下、日本語訳です。

「未だ終わらない歴史、今こそ行動を」
기림의 날(キリムエ ナル):8月14日 日本軍「慰安婦」被害者を記憶する日を迎えて
8月14日は、日本軍「慰安婦」被害者を記憶する日です。日本軍「慰安婦」被害者であり、女性人権活動家であった故キム・ハクスン(金学順)さんが、その凄惨な被害を初めて世界に証言した日を記憶するため、国家記念日に制定されました。被害者の勇気ある声を称え、正義を求める歴史を後世に引き継いでいくために定められたものです。この日は被害者の尊厳を再確認し、今もなお終わらない歴史に向き合う日なのです。
韓国YWCAは、女性の人権と平和を守るための活動を着実に続けてきました。特に、今年の活動テーマを「日本軍性奴隷制」と定めた韓国YWCAのユースグループ「Y-ティーン」は、各地域の平和の少女像の保護・管理条例を調べ、少女像を毀損やテロから守るための活動を積極的に展開しています。
また、韓国YWCAは、「正義記憶連帯ネットワーク」の一員として連帯し、水曜デモに参加しながら被害者と共に活動を続けています。毎週水曜日、同じ場所で変わらず同じ声を上げ続けてきた水曜デモは、今年5月に1,700回目を迎えました。「歴史を否定するな、被害者に謝罪せよ」というこの叫びは、30年以上にわたって広場を埋めてきました。
しかし、依然として歴史を否定する勢力は平和の少女像を破壊し、その前で日本の国旗を振りながら暴力を振るっています。これは単なる造形物の毀損ではなく、被害者の尊厳と人権を否定する行為であり、歴史を消し去り、正義を傷つける容認できない暴力です。
昨年、日本軍「慰安婦」被害者保護法の改正を求める国民請願に同意した市民は、5万人を超えました。韓国国会と政府はこの請願に応えるべきであるにもかかわらず、改正案はいまだ国会で係留中であり、韓国政府は依然として法改正に対する具体的な回答を出していません。
また、この問題を担当すべき女性家族部長官の任命も遅れています。不正と無責任の歴史から脱し、正義と平和の歴史を正しく立て直せという強い命令を込めた市民の連帯と意志によって新しい政府が発足し、新しい時代が求められています。数多くの市民が振った応援棒(ペンライト)の光に、今こそ政府が応えなければなりません。
日本軍「慰安婦」問題の解決は、もはや選択の問題ではなく、国家的な義務であり、必ず実行しなければならない責務です。被害者の権利と名誉を国が法で保障しないのであれば、この日(8月14日)の意味も、光復80年の約束も空虚な言葉に過ぎません。韓国国会と政府はこれ以上遅滞することなく、被害者保護法の改正を直ちに推進し、被害者の尊厳と正義を回復するという国家的な責任を果たさなくてはなりません。
韓国YWCAは、被害者たちが自身の声をありのままに表現し、尊厳を回復できるよう、広場で、教育現場で、そして国際社会の中で、最後までこの問題を伝え、共にします。また、被害を治癒するスペースを越えて歴史的真実を分かち合い、平和と人権のための世代間連帯を実践するスペースとして、すべての世代と地域で安全で支えとなるスペースを築くために最善を尽くします。
被害者と市民社会の長きにわたる忍耐がこれ以上試されることのないよう、韓国YWCAはこれからも正義、平和、生命の価値を守り、日本軍「慰安婦」問題を解決し、正義に基づいた安全な場所(セーフスペース)をつくるため、最後まで連帯し、共同行動を続けていきます。