8Dec


【読みもの】全国のYWCAにバーチャルでこんにちは!③
東京YWCAのご紹介

日本YWCAに加盟する全国の24カ所の地域YWCAを、YWCAの会員がオンラインで訪問する企画「バーチャルde地域YWCA訪問」が始まりました。日本YWCAのネットワーク強化委員会の主催で、地域YWCAのことをもっと知りたい!知らせたい!という企画です。
ここでは、各回の訪問の様子を「訪問記」としてお届けします。
北は北海道から南は沖縄まで、大きなビルをもつYWCAもあれば、ボランティアである会員のご自宅で10数名が集まって活動しているYWCAもあります。各地のYWCAのユニークな活動を紹介していきたいと思います。


今回訪問したのは、日本YWCAの誕生と同時に設立され、116年の活動の歴史をもつ東京YWCAです。この東京YWCAは、約600人のボランティア会員を有し、全国24カ所にある地域YWCAの中でも一番大規模なYWCAです。
JR御茶ノ水にある8階建ての東京YWCA会館には、先日訪問した日本YWCAのナショナルオフィスも入っています。地下には女性だけのフィットネスクラブがあり、プールには水深3.5メートルの部分もあり、シンクロやダイビングなどもできるそうです。女性だけの屋内温水プールとしては日本で初めてのプール。女性専用ということで、肌の露出に制限があるムスリムの方も利用されたり、乳がん術後の女性たちをサポートするプログラム、また、障がいをもつ子どもたちの水泳プログラムもありました。1階には「平和の本棚」があり、会員が平和についての理解を深めることが出来るコーナーがあります。そしてカフマンホールは、コンサート・講演会・ワークショップなどの会場として使われています。この会館の地下~3階が東京YWCAはもちろんのこと、社会貢献活動のためのフロアです。先日訪問した日本YWCAのナショナルオフィスも、この3階にありましたね。4階から上はテナントオフィスのフロアです。
このホールの名まえにもなっている“カフマン”は、私財を投じて東京YWCAに貢献したカナダ人女性の名まえ。東京YWCA会館にブロンズ像や肖像画がありましたよ。会館お越しの際には見つけてくださいね。

 

東京YWCA中でも今年60周年を迎える活動の歴史をもつのが「留学生の母親」運動です。東京YWCAの会員が日本のお母さんとしてサポートするこの運動は、毎年留学生とお母さんの1対1の組み合わせが決まります。この活動を長年行っている会員の中には、世界各国に娘や息子がいる方もおられるようです。
マルチメディアデイジー図書を作成しているグループも活動されていました。学習障がいなど紙の書籍での読書に困難のある方々のために、専用ソフトで音声と画像による読書支援を行っていらっしゃいました。またキリスト教基盤研究室というグループが毎月開く15分間の「ひととき礼拝」は、聖書のみことばとYWCAのメンバーのメッセージで黙想する時間となっています。

 

実は東京YWCAには、この御茶ノ水の会館の他に、3つのセンターと野尻湖にキャンプ場、さらには東京YWCAから誕生した2つのNPO法人(東京YWCAヒューマンサービスサポートセンター、東京YWCA福祉会)があります。東京YWCA運営委員長(会長)の白幡さんや各センターで活動される皆さんが写真で活動を紹介くださいました。

加藤さん:「板橋センター(写真右)はNPO法人東京YWCA福祉会(写真左)が併設されています。介護事業、児童発達支援センター等の福祉事業、家族支援などを行っています。地域の方からご寄贈いただいた「つくい館」のカフェでは、ランチも食べられます。障がいのある利用者の自主生産品ブローチはローカルYの皆さんにも購入いただいています。会員、利用者、そして地域の方たちとともに歩んでいるセンターです。」

大塚さん:「調布市にある国領センターには、まきば保育園やわいわい学童クラブ、おもに会員活動で利用する「新館」、そして緑いっぱいの広い園庭があります。この保育園の園舎に、センターの事務所も入っています。また、近隣の3つの小学校で、学童保育と放課後子供教室ユーフォーを運営しています。毎年秋に行うオータムフェアには、国領につながる様々な世代の人が集い、地域の方も遊びに来てくださいます。」

 

野﨑さん:「JR吉祥寺駅から徒歩10分のところにある武蔵野センターです。外国ルーツの子どもたちの日本語と学習の支援をする「いちごの部屋」です。現在約20名の子どもたちが、毎週木曜と土曜に参加しています。大学生から80代まで大勢のボランティアが協力しています。いちごの部屋のほか、会員グループもにぎやかに活動しています。」

引間さん:「野尻キャンプ場は、1931年にエマ・カフマン女史によって始められました。日本の組織キャンプの中でも指折りの長い歴史をも持ったキャンプ場の一つです。長野県信濃町の野尻湖畔に位置し、琵琶が崎と呼ばれる4万5千坪の半島全体が、キャンプ場となっています。キャンプ場内には、多くの学校や教会を設計したメレル・ヴォーリズの建築に由来する建物が点在し、木造の暖かさや、過ごす人たちの間に自ずとコミュニケーションが生まれる工夫がなされています。

  

「現在東京YWCAでは、会員集会などを行いながら、会員が活動しやすくするための組織作りと新しい運営委員会の形を考えて取り組んでいます。こんな盛りだくさんの東京YWCAですが、実はこれは、まだまだほんの一部にしかすぎません。是非ホームページをご覧ください。」と白幡さん。

最後に恒例の「お国ことば」でごあいさつ。「東京YWCAにお越しあそばせ。では、ごきげんよう~!」

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