「ナクバ」の日チャリティーバザーを開催しました
5月15日の「ナクバ」とは、1948年のイスラエル建国によって、パレスチナの地に住んでいたアラブ人が居住地を追われ、難民となったことを嘆く日です。
日本YWCAはこの日を憶え、パレスチナYWCA「Fabric of Our Lives」プロジェクトのオリジナルグッズを販売し、売り上げをパレスチナYWCAへ寄付することにしました。
「Fabric of Our Lives」は、難民キャンプに住む女性たちの手刺繍による、パレスチナの地域ごとの特色あるクロスステッチ刺繍。それぞれのデザインは、1948年の「ナクバ」で故郷を追われ難民となった女性たちを記念し、今はない村と、かつてそこに住んだ女性の着たドレスをモデルにしています。
5月15日「ナクバの日」当日は東京YWCA会館のロビーで、その後4日間は同会館の日本YWCA事務所でバザーを開きました。
完売の商品も出るほど、たくさんの方に足を運んでいただきました。
チャリティーにご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。



左)ヘブロン地域の刺繍を着た人形2体も、御茶ノ水から次の場所へと旅立ちました。白地のドレスを着た「マリアム」と、ギザギザ模様のドレスを着た「ファティマ」です。
来場された方との会話の中で、聞こえてきた声をお伝えします。
「『ナクバの日』を知らなかった。今回知れてよかった。」
「一刻も早く停戦してほしい。日本にいる自分たちにできることをやりたい。」
「ずっと昔からパレスチナの人は苦しんでいる。まずは知ることが大切。」
こうしたみなさまの思いを、寄付金と共にパレスチナに送りたいと思います。
日本YWCAは、引き続きパレスチナに関する情報を伝えていきます。
今後ともご支援くださいますよう、よろしくお願いいたします。