YWCAの風

第21回日韓ユース・カンファレンスを開催しました!

2024年2月13日~15日の3日間、韓国・ソウルの韓国YWCAにて第21回日韓ユース・カンファレンスを行いました。

参加者は総勢19名。ソウルの中心地・明洞でともに学び合いました。

1日目はこのカンファレンスのテーマでもあった『女性・平和・安全保障(WPS-Women, Peace and Security)』と日韓でのフェミニズムとジェンダー葛藤について、特別講演をチョ・ギョンヒさんにしていただきました。その後、両国のユースから、このテーマについて調べまとめた報告をしました。

1日目の最後には、文化交流の時間が持たれました。日本の「かるた」を作って遊び、皆でソーラン節を踊りました。景品には駄菓子を用意し、どれにしようかと駄菓子屋さんに群がる子どもたちのような、微笑ましい光景も見られました。

2日目はフィールドトリップとして、戦争と女性の人権博物館へ行き、日本軍『慰安婦』にされた方々の証言に耳を傾け、深い学びを得ました。その後、日本軍『慰安婦』問題解決全国行動(通称:水曜デモ)に参加しました。日本のユースメンバーからは、「戦争を過去のものとしないため、自分たちが平和構築者として行動すること」、そして「フェミニストとして何かとつらいことがあるが、この日韓の連帯を覚えよりよい社会を形成する」といった発言がありました。また、日韓のユースで「たんぽぽはたんぽぽ」という歌を合唱しYWCAの連帯を実感する時間となりました。

2日目の特別講演では、キム・ウンギョンさんに「女性の政治参加がWPSにどのように役立つか」というテーマでお話をいただき、平和構築プロセスに女性が関わることの影響を学びました。2日目の最後は、小グループに分かれ明洞を歩き、食事や買い物を一緒にし、おしゃべりに花を咲かせました。

最終日の3日目は、まずユースによる活動について両国参加者から報告がなされました。続いて、特別講演では、Extinction Rebellionの活動家のハチドリさんを迎え、ユース主導の社会運動の重要性と共同体での相互ケアの大切さが共有されました。

そして、2泊3日の短い期間ではありましたが、これまでの学びを生かす「アクションプラン」を両国ユースが作成し、「今後の日韓の連帯に向けた平和活動をともに考え行動していきたい」旨が発表されました。

最後に日本側からのお土産の「折り鶴キーホルダー」と地域限定ハイチュウを渡し、別れを惜しみながら無事プログラムは終了しました。次回の開催は日本です、お楽しみに✨

このプログラムの経験を通して、ユースたちの中に平和の種が蒔かれ、これからの経験で芽吹き、いつかどこかで花を咲かせることを願っております。

改めて、皆さまのご支援とご声援に感謝をいたします。

担当職員:M・H

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