YWCAの風

世界YWCA、パレスチナYWCAよりイースターメッセージ

3月31日のイースターに先立ち、世界YWCA、パレスチナYWCAからメッセージが届きました。

世界YWCAより

イースターに集うこの時、新たな始まりと希望の精神が、あなたとあなたの愛する人たちの心を明るくしますように、この季節は私たちに、一度を止め、振り返り、私たちの人生にある恵みに感謝するよう呼びかけています。

同時に、苦難に直面し、安らぎ、平和、復活を切望している人たちのことを覚えましょう。暖かさと一体感に満ちた、祝福あるイースターをお祈りします。

希望の光が私達の旅を照らし、より明るく思いやりに満ちた明日へと私たちを導きますように。

世界YWCA会長 ミラ・リゼック

パレスチナYWCAより

3月24日:避難民となったパレスチナ人クリスチャンたちが、ガザの聖家族教会で受難週の祈念を行った

「週の初めの日、朝早く、まだ暗いうちに、マグダラのマリアは墓に行った。そして、墓から石が取りのけてあるのを見た。」(ヨハネ20-1

イースターに近づくこのとき、パレスチナの人々は依然として、人類史上最長期間にわたるイスラエルによる占領の不正義に苦しみ続けています。

今年のイースターは、ガザに対するイスラエルによる襲撃から26週に重なります。その統計は衝撃的なものです。32,000人以上が死亡し、180万人が住居を失い、150万人が飢餓に瀕しています。イスラエルは、ガザのパレスチナ人たちを虐殺し、手足を奪い、飢えさせ、蔑みました。

そして世界の注目がガザに集まる間、ヨルダン川西岸地区において、入植者やイスラエル占領軍による殺害、家屋破壊、移動制限、民族浄化、そして不法なイスラエル入植地の建設はかつてない勢いで増加しています。

パレスチナ人のクリスチャンたちは、2000年以上にわたってキリストの復活を祝い続けてきた聖地への訪問を禁じられ、また厳しく制限されています。それでも分離壁、移動制限、道路の閉鎖に阻まれながらも、十字架の道をたどり続けています。

パレスチナYWCAは、パレスチナの女性、若者、子どもたちのためにより良い未来を構築することを決意しています。私たちは、すべての人のための正義と平等な権利を推進する民主的な社会を構築するために力を尽くしています。しかし私たちは毎日、継続する紛争の中で、その決意を実践するよう試されています。

復活の最初の目撃者となったマグダラのマリアの使命は、他の人に知らせることでした。あなたが世界のどこにいるのであっても、私たちはあなたに向けて、パレスチナの人々のための声となることを呼びかけます。そして私たちは一つとなって、痛みと苦しみの場、死の場ですらある場所に向かい、そこで抑圧と占領の石が取り除けられたことを知るでしょう。

私たちの救い主であるイエス・キリストの復活は、トンネルの先には必ず光があることを思い出させるものです。この暗い時の中で、私たちは、正義ある平和とより明るい未来のため、希望を生かし続けるのです。

キリストは復活されました。確かに復活されのです。

私たちのYWCAの家族から、皆さんにイースターのお祝いをお伝えします!

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