18May

パレスチナYWCAからの行動呼びかけ#2「もう黙らせられないパレスチナの声:今こそ行動を!」


原文:原文:https://ywca-palestine.org/news/topic/203?fbclid=IwAR1PRViKWjSi1tPrltq0rr8EFquxusBc5kkackAVsiSzelBi81MLlSUlN34
世界が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)からの回復を目指す中、パレスチナの人々は、イスラエルによって行われている残虐行為に対して力を合わせて立ち上がっています。パレスチナ人全体を標的としたイスラエルの武力攻撃がもたらしている惨憺たる状況は、もはや目をそらすことは不可能なものになりました。被害者が黙らされ加害者が責任を問われない状態は、もう終わりにするべきです。

いま世界はまたしても、国際人道法に違反して一般市民とその住居を標的にするイスラエルの空爆によって一日ごとに増えていくガザ地区の死者の数を数えています。
封鎖下で逃げる場所も隠れるシェルターもないまま、たった数日で100人以上の市民が殺されました。一方では子どもを亡くした親たちがおり、一方では、目の前で父母を失うという生涯の傷となる体験を負わされた子どもたちもいます。

この状況が起きる以前から、エルサレムやリッド、ハイファ、ジャッファ、アクレ、ナザレを含む全域において、パレスチナ人たちは日々、白昼で公然と「ここにあいつらの居場所はない」「アラブ人に死を」「ここはユダヤ人だけのイスラエルの土地(エレツ・イスラエル)だ」などと臆面もなく言い放つ入植者たちに脅かされ続けてきました。過激派の入植者たちは自由に武器を持ち歩けるということも踏まえる必要があります。無情にも、イスラエル議会(クネセト)は入植者たちのこのような言説を見逃すばかりでなく、「イスラエルの人口統計上の脅威」(イスラエルの非ユダヤ人人口を指す)を公式に議することで促進しています。イスラエル政府は、排他と差別に基づく国民国家法案の承認を企てています。この観点で言えば、イスラエルはすべての「他者」を ―ムスリム、キリスト教徒、あるいは単に「非ユダヤ人」であるだけで― 未来から排除するべき嫌悪の対象として見ているのです。

パレスチナの人々の怒りは、73年間にわたって非道な扱いを受けてきた怒りの蓄積であると言えます。もっとも最近の動きでは、イスラエル警察はエルサレムのパレスチナ人たちが、自分たちの町で(ダマスカス門の前の)階段に腰を下ろすことまで禁止しました。ラマダン月を通じて、またイースターの期間中にも、祈りを捧げに来た人たちが宗教施設から締め出され、危険にさらされました。

同時期に、東エルサレムのシェイク・ジャラ地区で、自分たちが住む家の居住権を証明するよう迫られた28家族がイスラエルの裁判所での長年の法廷闘争の末にイスラエル政府から強制立ち退きを命じられました。その時点ですでに、それらの家のいくつかは半分を切り取られ、そこに武装したユダヤ人入植者が住み着いていました。入植者たちは日常的に、武装警察の力を借りながら、パレスチナ人住民を追い出そうと圧力をかけています。

この点において、パレスチナ/イスラエル全域で今起きていることは、ガザ地区の戦争だけに集約できるものではありません。ガザ地区への武力攻撃は起きると同時に報道されますが、ほぼ205万人に達するガザ地区住民の日常的な惨状は隠されたままです。砲撃も空爆も起きていない「平時」においてさえ、ガザの住民たちは世界最大の「天井のない監獄」に閉じ込められています。この耐え難い環境のために人々は「貧困、失業と食料不安のサイクルに陥っている。安全な水、電気、医療などの基本サービスへのアクセスが制限され、教育の機会や経済的機会も限られて」*います。

まして言えばパレスチナの苦境は、パレスチナ人全体を標的にした民族浄化の問題です。それに加え、イスラエル警察は、正義と平等の可能性を組織的に損壊しました。1947年以来の、パレスチナ難民の追放と土地の奪取という非道な前歴の上でなお、イスラエル当局の命令で家屋が破壊され、そこに違法な入植地が拡大されてきました。差別的な政策の結果として、莫大な数の人間が(その一人ひとりに人生の物語がありながら)チェックポイントや分離壁によって行く手を遮られています。水・電気・産業・移動などパレスチナの資源の大半に対するイスラエルの支配は―封鎖区域内に閉じ込められた人たちの移動の権利は言うまでもなく―深刻な人権侵害であり、これ以上許容してはならないものです。

パレスチナYWCAは、諸国際法・国際条約に基づく人権に対する継続的な侵害行為について、イスラエルの責任を問うよう国際社会に求めます。ガザへの攻撃を止め、73年続くパレスチナの占領を終わらせるために、具体的な方策が必要です。

私たちは、皆さん一人ひとりに対し、以下のアクションを呼びかけます。

1.ハッシュタグやプロフィール写真のフレームを使い、シェイク・ジャラで起きていることをSNSで広く伝えてください。
ハッシュタグ例:
#SaveSheikhJarrah
#SaveGaza
#GazaUnderAttack
#FreePalestine
2. 自国政府がイスラエルの責任を問うようプレッシャーをかけることを求める手紙を書いてください。
3.周りの人に、パレスチナの状況について知らせてください。
4.国連に対し、イスラエルが国際法を順守するまで制裁を行うよう求めてください。

*ECHO, “Factsheet – Palestine” (13 April, 2021):https://reliefweb.int/report/occupied-palestinian-territory/echo-factsheet-palestine-last-updated-13042021


パレスチナでは2021年5月18日、ストライキをはじめとするアクションが広く呼びかけられています。ご参考までにそのキャンペーン画像(英語)を共有します。
 

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