UN Women呼びかけ・メキシコ・フランス政府共催「Generation Equality(平等を目指すすべての世代)キャンペーン」の最新情報


Generation Equality Forum (略してGEF: 平等を目指す全ての世代のためのフォーラム)は、UN Womenが呼びかけ/メキシコ・フランス両政府が世界中の市民社会と共に開催するジェンダー平等のための国際会合です。日本YWCAは、GEFの一連のプロセスに多様なユースの声が反映されるよう働きかけを行う「Generation Equalityユースタスク・フォース」への職員の参加、GEFへの参加者派遣など、ジェンダー平等にかかわる国際プロセスに若い女性の声が効果的に反映されることを目指してこのプロセスに積極的に参加してきました。より多くの方が参加できるよう、以下に情報を掲載します。



Generation Equality Forumについて

1946年設立の国連女性の地位委員会(CSW)をはじめ長年続けられてきたジェンダー平等を目指す国際的議論は、1990~2000年代以降の深刻なバックラッシュの影響により後退の危機に置かれています。 その状況も受け、ジェンダー平等と女性のエンパワメントを目指す最も包括的で先進的な国際的枠組みである北京行動綱領と北京宣言の採択から25周年(北京+25)機会に、ジェンダー平等に向けた動きを前進・加速させるために同フォーラムが企画・実施されました。

Generation Equality Forumウェブサイト
Generation Equality Forumウェブサイト(UN Womenウェブページ)
平等を目指す全ての世代(Generation Equality Forum)フォーラム(UN Women日本事務所ウェブページ)
Generation Equality: Realizing women’s rights for an equal future(UN Womenアジア太平洋地域ウェブページ)




Action Coalitionsについて



GEFではこの機会に、次の6つのテーマ別のAction Coalition(アクション・コアリション)を立ち上げました。アクション・コアリションとは、ジェンダー平等の実現のために行動を起こす連合体のことで、各国政府、市民団体、民間企業、国連機関、国際機関やユース団体を含むさまざまなステークホルダーで構成されています。

6つのアクション・コアリションのテーマは以下の通りです。
・ジェンダーに基づく暴力(Gender-Based Violence)
・経済的正義と権利(Economic Justice & Rights)
・身体の自己決定および性と生殖に関する健康と権利(Bodily Autonomy and Sexual & Reproductive Health & Rights (SRHR))
・気候正義のためのフェミニスト的行動(Feminist Action for Climate Justice)
・ジェンダー平等のための技術と革新(Technology & Innovation for Gender Equality)
・フェミニズム運動とリーダーシップ(Feminist Movements & Leadership)
この6つのテーマに加えて、女性・平和・安全保障と人道援助に関する協定も立ち上がりました。各アクション・コアリションで、2026年までの5年間でジェンダー平等と全ての女性・少女のエンパワメントを実現するために必要な具体的な行動と資金援助が誓約されました。いわば、2026年までのジェンダー平等を加速させるためのロードマップを作ることがフォーラムの目的です。

アクション・コアリションのページ
・アクション・コアリション"Global Acceleration Plan"(行動計画)(全文要約
アクション・コアリションの構造について
各アクション・コアリションのリーダーシップの構成団体の一覧
アクション・コアリションに関するQ&A




Generation Equality Forumメキシコ(2021年3月29日~31日)



1つ目のGEFはメキシコシティにて、2021年3月29日~31日までの3日間、85ヵ国から250人のスピーカーを含む10,000人の参加をもって実施されました。「平等を目指すすべての世代」というキャンペーンの名称にあるように、参加者やスピーカーのほぼ半数が30歳以下の若者で構成されていました。メキシコフォーラムでは、6つのアクション・コアリションそれぞれの具体的な行動の下案が発表され、より広い市民社会からのフィードバックを得る機会ともなりました。
また、メキシコ政府はジェンダー平等の友達グループ(Group of Friends for Gender Equality)を立ち上げました。これにはさまざまな場でジェンダー平等を推進していこうと、日本政府を含む国連加盟20カ国が名乗りをあげました。また、日本政府はアクション・コアリションの「ジェンダーに基づく暴力」にCommitment Makers(コミットメント・メーカー)として参加するとの意思も表明しました。

GEFメキシコ ウェブサイト
Generation Equality Forumメキシコ参加報告書(日本YWCA)
・Generation Equality Forumメキシコ公式報告書(ウェブページPDF動画
ジェンダー平等を加速するコミットメントとアクティビズムを確認し、「平等を目指す全ての世代のためのフォーラム」メキシコ、閉幕(国連ウィメン日本協会)
メキシコ政府主催ジェンダー平等のためのフレンズ・グループ立ち上げ会合における宇都外務副大臣ビデオ・メッセージの発出(外務省)
石川雅恵国連女性機関(UN Women)日本事務所長による宇都外務副大臣表敬(外務省)
メキシコフォーラムでのいくつかのセッションの録画をUN WomenのYoutubeチャンネルよりご覧いただけます。



Generation Equality Forumフランス(2021年6月30日~7月3日)



2つ目のGEFはパリにて、2021年6月30日~7月2日までの3日間開催され、約5万人がオンラインで参加しました。大きな成果としては、400億米ドルの資金拠出や、各国政府による法整備が誓約されたことです。日本政府は「ジェンダーに基づく暴力」にCommitment Makerとして、また「女性・平和・安全保障」のグループにはSignatoryとして参加することを表明し、前者には1400万米ドルの資金援助を約束しました。
合計で1000を超えるコミットメントが発表されましたが、果たしてそのコミットメントがこの5年間の間に果たされるかどうかが肝です。また、400億ドルの資金の使途についても疑問が残ります。女性と開発権利協会(AWID)は、これまでにも開発援助や企業努力の一環として多額の資金がジェンダー平等へ投資されてきましたが、フェミニスト運動への助成金は常に1割未満であったことを指摘しています。
GEFフランスウェブサイト
Generation Equality Forumフランス参加報告書(日本YWCA)
画期的なコミットメントと、2026年までにジェンダー平等を前進させるためのグローバル促進計画(Global Acceleration Plan)を発表して、「ジェンダー平等を目指す全ての世代のためのフォーラム」がパリで閉幕(国連ウィメン日本協会)
・プレスリリース(開会時閉会時
・フランスフォーラムの録画を視聴できます:
- 開会式
- ジェンダーに基づく暴力
- 経済的正義と権利
- 身体の自己決定および性と生殖に関する健康と権利
- 気候正義のためのフェミニスト的行動
- ジェンダー平等のための技術と革新
- フェミニズム運動とリーダーシップ



GEFへの参加方法

GEFに参加するにはどんな方法があるのか、現在募集が出ている機会を含めてご紹介いたします。

1. アクション・コアリションのコミットメント・メーカーに申請する:コミットメント・メーカーは、1つないしは複数のアクション・コアリションに最小1年、最大5年の期間、金銭的コミットメント、政策提言、アドボカシー、プログラムのいずれか1つあるいは複数を実施することで、他のアクション・コアリションのリーダーと共に6つのテーマに関してジェンダー平等を進めていくことができます。
コミットメント・メーカー特設ページ(申請もこちらから)
申請の条件等の詳細はこちら
コミットメント・ハンドブック(どのようなコミットメントが推奨されているか)
コミットメント・メーカーへの申請に関するQ&A

2. 女性・平和・安全保障と人道援助に関する協定に加盟する:6つのテーマで構成されるアクション・コアリションに加えて、このグループも立ち上がりました。アクション・コアリションと同じく、5年間の間、同アジェンダを進めていくための行動を担います。資金拠出、政策策定、アドボカシー、プログラム実施の中から1つないしは複数の方法で、行動することを誓約する必要があります。
女性・平和・安全保障と人道援助に関する協定への加盟ページ

3. Young Feminist Manifestoに賛同するGeneration Equalityユースタスク・フォースや、アクション・コアリションのユースリーダー、そしてUN Womenの国・地域事務所から推薦された300人のNational Gender Youth Activistsといった、Generation Eqalityのプロセスに関わるユースが共同でまとめたユースのリーダーシップのあり方についての要望書。年齢にかかわらず、広く個人および団体からの賛同を受け付けています。
Young Feminist Manifetoウェブサイト
Young Feminist Manifesto全文(英語)
Young Feminist Manifesto要約(日本語)
個人・団体賛同フォーム

4. Public Conversationプラットフォームに参加する:GEFに関する意見交換用のオンライン・プラットフォーム。初めてアクセスする方は、まずアカウントの作成が必要になります。
Public Conversationプラットフォーム





北京+25およびGEFに関する日本YWCAのこれまでの取り組みについて

北京行動綱領採択から25年のタイミングにおいて、またGEFに関して、日本YWCAもジェンダー平等を目指し国内外でアドボカシーや啓発活動を行ってきました。この働きを強化していくために、日本YWCA内に北京+25チームを設定しました。
また、この北京+25およびGEFの一連のプロセスに、UN Womenは若い世代の参加の機会を確保すると同時に、多様な若者の声を反映させるためにGeneration Equalityユースタスク・フォース(前 北京+25ユースタスク・フォース)を2019年9月に発足させました。世界中の市民団体代表の40名のユースで構成されており、日本代表には日本YWCAの職員が選出されています。

UN Womenが設置したBeijing+25 Youth Task Forceに、日本YWCAの職員が選出されました(2020年3月12日)
北京行動綱領採択から25年を記念して「北京+25 日本版ユース・レビュー」を作成しました!(2020年3月23日)
【メンバー募集】「北京+25チーム」ユースメンバーを募集しています(2020年4月22日)
【イベント情報】北京女性会議・北京行動綱領採択から25 年!ジェンダー平等に向けたIntergenerational Dialogue(2020年9月28日) ●報告はこちら
第65回国連女性の地位委員会(CSW65)にステートメントを提出しました(2020年10月29日)
3月26日(金)19:00~ 国連女性の地位委員会(CSW)パラレルイベント「北京+25に関する若い女性たちの取り組み:日本の経験から(Young women’s Beijing+25 initiatives: experiences in Japan)」をオンライン開催します!(2021年2月26日)

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