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2008年12月27日から始まったイスラエルのパレスチナ自治区ガザへの攻撃は1月18日停止し、ガザを暫定支配するハマス側も同日条件付きで停戦しました。 この3週間あまりの間、イスラエル軍の攻撃によるガザ側の死者は1400人以上、そのうち410人が子どもです。負傷者は約5300人。その半数は女性と子どもです。

イスラエルの攻撃は、病院や学校などへの空爆および市街地での戦闘で一般市民を巻き込みました。
紛争前からイスラエル軍によって封鎖されていたガザ地区の被害は甚大で、必要な建築資材が入らない状況の中、復興の目途は立っていません。この紛争で戦争犯罪などの国際法違反をおかした人びとは、いまだに裁かれず、被害者への補償もなされていません。

こうした中、国連人権理事会からの委託を受けたリチャード・ゴールドストーン判事率いる事実調査団が、この紛争で起きた国際法違反を現地調査し、2009年9月15日の報告書を発表しました。575ページにわたるこの報告書は、イスラエル軍とパレスチナ武装グループ双方が、戦争犯罪や人道に対する罪にあたる可能性があり、重大な国際法違反を犯したと結論付けています。

国連人権委員会は2009年10月16日、この勧告を賛成多数で承認しました。(25カ国が賛成、6カ国が反対、11カ国が棄権、5カ国が投票拒否。アメリカは反対、英仏は無投票、日本は棄権。)

日本YWCAは共同要請団体と共に、@日本政府の国連人権理事会決議での棄権理由の開示 A国連総会、安保理でのゴールドストーンレポート支持を求めて、2009年10月20日、要請書を日本政府宛に提出しました。

要請書を読む→

この人道的危機を前に、日本YWCAは日本政府やイスラエル政府に対してさまざまな働きかけを行っています。
パレスチナの女性と子どもたちを支援募金も引き続き行なっています。
皆さまのご協力をお願いいたします。

ガザからの訴え
 「私のガザ・ストーリー」2009年1月9日→
 「パレスチナYWCAより緊急行動の呼びかけNo.2」2009年1月8日→
 「パレスチナYWCAより緊急行動の呼びかけ」2008年12月29日→
 「パレスチナの人々と連帯する国際デー」2008年11月29日→
 「ガザの包囲を中止せよ」世界YWCA国連で訴える 2008年11月25日→


 「いまさら聞けない、パレスチナ問題ってなあに?」はこちらから→


パレスチナにおけるYWCAの活動

国連の諮問機関である世界YWCAは、パレスチナ住民が、国連憲章及び世界人権宣言の保障する民族不可侵の権利を否定されているとの国連の認識を支持します。
そして、これらの権利の侵害に対して積極的に反対の声をあげてきました。

分離壁の上には鉄縄文

イスラエル軍事占領下のパレスチナでは厳しい情勢が続いています。
分離壁やチェックポイント(軍事検問所)で厳しく移動が制限されたパレスチナの人々の生活。その中で、パレスチナYWCAは女性の自立のための職業訓練・保育所運営・平和を実現するための活動を実施しています。

さらに女性を対象とした心の健康プログラムや、心身ともに傷ついた青少年のためのキャンプ・スポーツ活動・交流プログラムも実施しています。

日本YWCAは、1991年よりパレスチナ訪問やパレスチナ問題の学習資料の配布などの活動をしています。94年から98年まで、国際ボランティア貯金の助成金を受け、パレスチナYWCAとの合同プロジェクトを行い、健康や栄養分野の専門家を派遣、パレスチナYWCAの職業訓練校に健康教育コースを設置、難民キャンプ内の女性の健康指導、保育所での栄養指導などにあたりました。

パレスチナにおける情勢が厳しさを増す2000年からパレスチナYWCAを支えるための募金活動を開始。パレスチナの現状を伝えるため、ニュースレターの発行や報告会の開催などを行っています。


パレスチナに平和のシンボルであるオリーブの木を送りましょう。
オリーブの木キャンペーン募金にご協力をお願いします。   
    →2009/2010報告(ニュース)報告書

そそりたつ分離壁 検問所
そそりたつ分離壁  検問所

イスラエル軍の攻撃により崩れた建物
イスラエル軍の攻撃により跡形もなく崩れた建物

今さら聞けない「パレスチナ問題ってなあに???」

パレスチナとは、第二次世界大戦後は一般的に、ヨルダン川より西の現在のイスラエルとパレスチナ自治区(ヨルダン川西岸・ガザ)を指します。パレスチナ人とはこれらの地域に昔から住んでいる人々で、アラビア語を日常語とするムスリム(イスラム教徒)、キリスト教徒、ごくわずかのユダヤ教徒などの人々です。これらの人々が近代以降世界各地から入植してきたユダヤ人に対して、パレスチナ人と呼ばれています。

19世紀末、欧州などで迫害されたユダヤ人は、「祖先の地」で国家を建設する運動を起こし、パレスチナに移住をはじめます。彼らは1947年11月の国連パレスチナ分割決議181を受け、イギリスの委任統治領であったパレスチナで、1948年5月イスラエルの独立を宣言しました。しかし、その「地」にはパレスチナの人々が暮らし、彼らの生活があったのです。イスラエルの独立を認めないアラブ諸国との間で、第一次中東戦争が始まり約70万人のパレスチナの人々が難民となります。

イスラエルは1967年の第三次中東戦争で、東エルサレム・ヨルダン川西岸・ガザを軍事力で占領 し、シリア領のゴラン高原とともに占領地とします。国連の安全保障委員会は、イスラエルが占領地から撤退するのと引き換えに、アラブ諸国がイスラエルの主権と安全を認める決議242を採択します。この決議が、現在国連などが考える中東和平プロセスの基本的な方針となっています。しかし双方ともこの決議を受け入れませんでした。

1982年には、イスラエルはパレスチナ解放機構(PLO)掃討のために、 PLOの本部のあったレバノンに侵攻。和平交渉は1991年マドリード和平会議から始まります。イスラエルとPLOは1993年にオスロ合意に調印して、パレスチナの自治が始まりますが、その後の交渉は難航し武力衝突は長期化します。2000年夏には和平協議は決裂、 2003年米ロなどが発表した「中東和平構想」も挫折、2008年のイスラエルによるガザ攻撃で、和平交渉は中断したままです。

イスラエルは入植地の拡大や分離壁の建設を進めています。 チェックポイント(軍事検問所)で移動が制限され、 家屋が破壊され、土地が奪われ、生命が失われ、 現在一般市民の生活はさらに厳しい状況におかれています。


2008年12月15日、国連人道問題調整事務所は、「ガザ封鎖の影響、人間的尊厳の危機」と題する報告書を提出しました。報告書によると封鎖による食糧不足・停電・断水により人々は非人道的な状況に置かれ、製造業や農業などの産業も止まり、医薬品不足も深刻であると報告しています。

現在国連に登録されているパレスチナ難民は約470万人です。
                                                


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    →2006/2007報告書はこちらから


パレスチナ関連資料

パレスチナYWCAの2009年度活動報告
Concerning Peace with Justice
(PDF形式)
パレスチナYWCA支援ニュースレターはこちらから



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