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2007年04月17日
エルサレムのパレスチナ人【VOX Newsletter No.39より】
パレスチナに居住する権利
ラミ・バーバ
私は祖国への入国を拒否されるのだろうか。生まれ育った国の合法的居住者と今も認められているのだろうか。私の住民カードは没収されるのだろうか。こんな疑問が浮かんだのは、最近、パレスチナにいる家族や友人を訪ねるため航空券を購入したときのことです。
東エルサレム生まれの多くのパレスチナ人と同じように、私は条件付のイスラエル居住権を持っています。私には、この国で暮らし、働き、公共サービスを受ける権利があるということです。しかし、国籍があるということでも、永住権があるということでもありません。事実、イスラエル内務省は、法的正当性なしにエルサレムIDカード(身分証明証)を没収できる法律・規則を数多く施行しており、1995年実施に移された「生活拠点」政策もその一つです。
この政策は、パレスチナ住民は、居住権保持のために、過去7年間エルサレムに居住し、働いていたことを証明しなければならないというものです。証明の手続きは非常に厳格で、厄介です。自分の「生活拠点」がエルサレムであることを証明できないパレスチナ人は、居住資格を取り消される恐れがあります。この政策が実施されて以来、エルサレムIDカードの没収数は著しく増加しました。
私の場合、過去7年間のうち、エルサレムに居住し、働いたのは、連続2年間だけです。そのため、私のエルサレムIDカードとエルサレム居住権は没収される可能性が高いのです。
私には他の国に居住権と市民権があり、外国で大学教育を受けることができたのは幸運なことです。しかしその場合、いつの日かエルサレムに行くのにビザを取得しなければならなくなると思うと、胸が張り裂けそうです。いつの日か幼年と十代を過ごした故郷から退去するようにと要求される覚悟をと言われても無理です。このようなことを受け入れられる人がいるはずがありません。
「生活拠点」政策は、イスラエル内務省がパレスチナ人をできるだけ多く締め出すために実施した数多くの対策のうちの一つに過ぎません。エルサレムからパレスチナ人を追い出すことは、イスラエルで常に最も人気がある措置で、これまでも相当な成果を上げているというのが実情です。何千人ものパレスチナ人をエルサレム市境界線外に隔離してきた「アパルトヘイト(分離)壁」建設が最終段階にあるのは言うまでもありませんが、過酷な治安・経済状況のため、パレスチナ人たちはこの地域から次々と出て行っています。パレスチナ人全般、特にパレスチナ系エルサレム住民に対してイスラエルが差別的措置をとり続けているのをみると、私には民族の完全浄化への道をたどっているとしか思えません。
それでも私は、エルサレム居住権を簡単に捨てる気はないし、パレスチナ系エルサレム住民の資格を維持するためにはどんなことでもします。パレスチナ人を追い出し、新たにイスラエル人が入植させようとするイスラエルの圧力に屈して、エルサレムのIDを放棄することは絶対にないということです・・・
【VOX Newsletter No.39より】
投稿者 ywca : 2007年04月17日 14:12


