20June


【報告】北海道胆振東部地震被災者支援活動⑧ チャリティーコンサート

里塚の皆さんへドイツのプロの演奏家による音楽の贈り物 『輝く明日に~フルートとチェロとピアノの祈り』

2018年9月の北海道胆振東部地震以来、むかわ町の「子ども発達支援センターたんぽぽ」(以下、たんぽぽ)と液状化の被害が大きかった清田区里塚地区で支援活動をしています。(詳しくは、過去記事をご覧ください
3月にはたんぽぽの子どもたちとその保護者のためのお楽しみ会のお手伝いを、5月には札幌バプテスト教会の協力を得て、日本基督教団北海教区と札幌YWCAの三者でチャリティーコンサートを開催しました。コンサートの様子を、札幌バプテスト教会牧師の石橋大輔さんに伝えていただきました。

日時:2019年5月20日(月)15:00-16:30
会場:里塚中央会館  
演奏:古賀敦子(フルート)/ゲオルギ・ロマノフ(チェロ)/ラドスラフ・クレック(ピアノ)
主催:札幌YWCA  
共催:里塚中央町内災害復興委員会  
来場者:約100名

会場となった里塚中央会館(以下、会館)は、里塚地区でも特に液状化がひどかったブロックに位置する築40年近くを数えるプレハブの建物ですが、不思議と震災による被害は少なかったため、その後も町内の集まりがもたれ続けています。札幌YWCAも被災者支援のために、編み物カフェや歌声喫茶などのリフレッシュプログラムをこの会館でおこなってきました。
コンサートに向けて、里塚中央町内災害復興委員会(以下、復興委員会)の皆さんも張り切って準備に取り組んでくださいました。会館にはピアノがないため、搬送業者に依頼し、Y’sカフェ(札幌YWCA)のアップライトピアノを移動。パイプ椅子も会館にある50脚では足りないということで、80脚をレンタル。コンサートの前週金曜日にはピアノと椅子の搬入が予定されているということで、復興委員の皆さんがそれまでに会館の片付け・掃除をしてくださいました。コンサートのチラシも、復興委員会を通して、里塚町内全体に戸別配布されたほか、里塚地区外に避難された方々や学校関係者にも配布されました。
ゲストのリハーサルは宿泊先になった札幌バプテスト教会でおこなわれました。当日午前中に、復興委員会メンバーと札幌YWCA・教会関係者らが協力して最終的な会場設営をおこない、結果、午後から会場入りしたゲストたちも大満足の会場が整えられました。
雨こそ降りませんでしたが、強風の吹き荒れる悪天候のため出足が鈍く、皆ヤキモキしましたが、開演時間が近づくと、町内のあちこちから地域住民が集まって来られ、最終的には会場が8割方埋まるほどの人々が集まられました。皆がよく知っている曲で編集されたプログラムで、会場が小さい分演奏者との距離が近く、大迫力の中、小さな子どもたちも食い入るようにゲストの演奏を聴いていました。コンサートの様子はNHKほか民放一社に夕方のニュースで放映されました。その中で、コンサート最後に演奏されたベートーヴェンの『ピアノ3重奏』についての「ベートーヴェンは耳が途中から聞こえなくなったことで有名ですが、最後まで前向きな姿勢を失わず、音楽家の私たちも見習うべき姿勢を保った音楽家でした」との古賀敦子さんのコメントが「大変かもしれませんが、どうぞ前向きにこれからもお過ごしください」との挨拶と共に紹介されました。コンサートに参加した人々からは、「この会館でこんな本格的な音楽を聞けるとは思わなかった」とか「迫力があり元気が出た」などの声があがっていました。後日、復興委員会からも「参加された方々、演奏に酔いしれていました。又、お手伝いくださいました皆さま方にも厚く御礼申し上げます」とのメールが届きました。

※里塚地区での支援プログラムは、今年9月までを目途に行われる予定です。


 

日本YWCAでは、北海道胆振東部地震被災者支援募金を受け付けています。皆さまのご協力・ご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
募金方法:http://www.ywca.or.jp/news/2018/0919news.html

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