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【報告】第63回国連女性の地位委員会(CSW)に参加をして

2019年3月7日(木)~16日(日)@米国・ニューヨーク
テーマ: ジェンダー平等と女性と少女のエンパワメントのための社会保護システム、公共サービスならびに持続可能なインフラへのアクセス

日本YWCAは、若い女性が国際的なリーダーシップ・トレーニングに触れる機会として、「国連女性の地位委員会(Commission on the Status of Women(CSW))」に若い女性を派遣しています。2019年3月は、8人のユースを含む9人を派遣しました。

参加者は事前準備会を通して、地域YWCAの活動について知り、ジェンダーの課題について学び、国連でのCSW本会議に平行して開催されるNGOの「パラレルイベント」の準備をしました。パラレルイベントでは、性教育・性産業・日常の性暴力の3つのテーマで国内の状況をまとめました。1つ目の「性教育」のパートでは、日本において包括的なセクシャリティ教育が不足しているということ。2つ目の「性産業」では、法制度から日本特有の性風俗システムを読み解き、また日本特有のアダルトビデオ産業について報告。そして、3つ目の「日常の性暴力」では駅や電車、コンビニなど、身近な場所における性暴力の事例を紹介しました。これら全てのテーマは、事前準備会の会話の中から誕生しています。準備会でお茶を飲みながらぺちゃくちゃと話すうちに自然と浮かび上がってきた、若い女性としての「どうして?」や「知りたい」そして「伝えたい!」。それをそのまま形にしたからこそ、このような多岐にわたる詳細な内容になったのです。同イベントには70人程度の参加があり、若い女性が声を挙げたことに対して多くの賛辞が延べられました。

この他、参加者たちは、国連での本会議の傍聴、世界YWCAが開催するオリエンテーション、世界各国のNGOが主催するさまざまなイベントへの参加、オーストラリア政府と世界YWCAが主催した若い女性との朝食会、日本政府とNGOの会合、ニューヨーク市・ブルックリンYWCAの訪問、UN Women主催のユース関連イベント、アジアのYWCAの仲間たちとの交流会などを通じて、世界各国のYWCAの仲間や女性たちの活動に出会い、大いに励まされました。


  

<参加者の声>
CSWに参加して感じたことは、特に日本では学生など若い年齢の人々が女性の社会進出やジェンダー平等といった社会問題に対してまだまだ関心が薄いのではないかという事です。実際に参加したCSW関連のイベントの中には、十代の若い女性たちがパネルディスカッション形式で自身の経験や思いを伝え、人々に訴えかける場面も見かけました。他にも、世界中から集まったユースが、CSWの議論の進捗状況や情報共有を自主的に行っている姿もありました。研修が終わり、今年の女性の地位委員会も閉幕しましたが、むしろここからが私たちのスタートなのであると考えています。この経験自身の学びとして終わらせるのではなく、問題に関心を持ってもらうためのユース発信者となれるように、アクションを起こしていきたいです。


 

<CSW63派遣中に参加者が更新したfacebookの投稿は、以下からご覧いただけます>
3月7日(木): 1日目
3月8日(金): 2日目
3月9日(土): 3日目
3月10日(日): 4日目
3月11日(月): 5日目
3月12日(火): 6日目
3月13日(水): 7日目
3月14日(木): 8日目
3月15日(金): 9日目
3月16日(土): 10日目

CSW64の派遣者を募集しています。募集要項は次のページより、ご覧ください⇒●

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