5Nov


【報告】北海道胆振東部地震被災者支援活動 ⑤

むかわ町「子ども発達支援センターたんぽぽ」の支援は、10月10日でいったん終了し、これまで3回活動を報告しました。少しさかのぼりますが、3回で報告できなかった活動を、④⑤⑥でお伝えします。

日時:10月4日(木)
参加者:3名(札幌YWCA2名、東京YWCA 1名)

予定より早く到着したので、3人で鵡川町の大きな通りを歩くことにしました。初めて被災地にボランティアに入った私には、目の前にある現実は衝撃的な光景でした。波打つ歩道を実際に歩いてみると、ベビーカーを押すのは大変だろう、お年寄りは気をつけないとつまずいて転倒してしまうだろう等、報道の映像だけではわからない困難さを実感しました。

センターに到着し、14:30から活動を開始しました。今日は小学女児5名が集まり、最初の30分は、ホールで自由遊びから始まりました。子どもがけがをしないように見守り、トランポリン、ハンモック、大きなブランコを使用して一緒に遊びました。
15:00頃から部屋に入り、今日のメイン『すごろく遊び』を開始しました。先生が役割分担し、子どもたちが自由にアイディアを出し合ってすごろくを作成します。すごろくの道を作る(1人)・マス目のイベントを考える(4人)。子どもたちは、3つのマスに“ご褒美”を作り、私たちはそのマスに止まった子どもに対して「あっち向いてホイ!」「ゆび相撲」「じゃんけん」をします。勝つと数マス進めるという、私たちも参加して楽しめる事を考えてくれました。

終盤になると、「10マス進む」というものがあり、ゴールのマスを行き過ぎてしまうと、その分戻らなければいけない。しかし、戻ったマスに「10マス進む」「2マス戻る」などがあり、なかなかゴールできません。子どもたちはなんとかゴールしようと、必死の形相でサイコロをふってがんばっていました。ようやくゴールでると子どもたちは疲れ切り、安どの表情を見せたので、私たちも安心して笑顔になりました。長く楽しめた、良い勝負だったと思います。

メインのすごろくが終わった後は、保護者が迎えに来る16:30まで自由遊びです。最初と同じように、見守りながら一緒に遊びます。玄関で保護者を待っている時、先生が「あのセンター玄関前の石垣の一部も崩れたんですよ。下から突き上げられて、横に揺れる地震でした」「子どもたちのストレスを発散できるように、支援していきたい」と話してくれました。

今回、YWCAのボランティア活動を経験して、顔が見える活動の大切さを実感しました。もちろん、物資を送り届けることも、募金をすることも大切な支援です。しかし、お互いの顔が見えて信頼関係を築いていくことが、長く支援を続けていくうえで大事なことなんだと感じました。

外は非現実的な街並み。当たり前に見ていた日常の風景を失ってしまいました。土地の再建や産業の再生など、課題は多くあります。仮設住宅の建設も急務です。本格的な寒さが来る前に、震災を経験した方たち、特に子どもたちが、震災前の日常に少しでも早く戻れるように、私たちにできる支援をしていきたいと強く思いました。
(札幌YWCA購読会員 吉田ひろみ)


日本YWCAでは、北海道胆振東部地震被災者支援募金を受け付けています。皆さまのご協力・ご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
募金方法:http://www.ywca.or.jp/news/2018/0919news.html

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