10Oct


【報告】北海道胆振東部地震被災者支援活動 ②

2018 年 10 月 2 日(火)に、むかわ町「子ども発達支援センターたんぽぽ」に被災者支援に入りました。その時の様子を報告いたします。(参加者 3名:札幌YWCA 2名、東京YWCA 1名)

この日は、小学校低学年の男の子3名が集まりました。普段は個別療育を行っているそうですが、震災以降、職員の体制が整わないため集団療育を行っていました。学校からまっすぐ「子ども発達支援センターたんぽぽ」(以下「たんぽぽ」)に来た子どもたちを迎え、トランポリンや風船バトミントン、ボールプール、転がしドッヂボールなど、たくさん体を動かして遊びました。子どもたちはとても人懐っこく、すぐに打ち解けて遊びに没頭しました。動いて、笑って、遊んで、あっという間に2時間が過ぎました。お別れのあいさつのときに、子どもたちの1人が私たちに向かって「3人とも、大好きだから!」と言って、一人ひとりにハグをし、ハイタッチをしてくれました。その時の「ムギュー」という感覚がとても温かく、胸がいっぱいになりました。震災以降、子どもたちはちょっとした揺れにも恐怖を感じて、帰宅しても落ち着かなかったり、夜泣きをする子もいると聞いていました。今回はとにかくエネルギーを発散させること、そして寄り添う事に集中しました。遊びの途中でも抱きついてくる子もいて、スキンシップの大切さも感じました。

【近隣の様子】

「たんぽぽ」のすぐ近くでは応急仮設住宅の建設が始められており、重機の振動で子どもたちが地震を思い出してしまう状況でした。また、近くの道路も陥没してマンホールがむき出しになっていたり、工事の作業員やビブスを着たボランティアが歩いていたり、日常と違った物々しい雰囲気の中で、子どもたちも不安を抱えた毎日だと思います。前日も震度3の余震があったばかりで、まだまだ注意が必要な状況です。また、子育て中の職員の方もおられ、震災後の生活での疲労があるようでした。

【1日の活動を終えて】
先日、Y's Caféで焼いたパンをプレゼントしました。「とっても美味しかったです! 子どもがすぐに食べて、『美味しい』と言っていました。また、寝る前に『お腹がすいた』と言って、勝手にパンをまた食べていました!」と、感想を聞かせてくださり、このような時だからこそ、心のこもったパンで心を元気づけられることも感じました。札幌YWCAは、先日、パンの製造許可が下りました。今後、被災地のみなさんに焼きたてのパンやケーキ等を焼いて運ぶ事も出来ます。
鵡川の町はとても長閑なところで、見渡す限り地平線が続き、空が大きく広がり、北海道らしい景色が続く美しい土地です。車で走りながら、倒壊した家や、歪んだ道路、倒木などを見て本当に心が痛みました。これから寒い時期に向かいます。暗い時間が長くなる北国の冬。心細さも増すことと思います。息の長い支援を目指して、私たちにできることを続けて行きたいと思います。
(札幌YWCA 石垣伯江)


日本YWCAでは、北海道胆振東部地震被災者支援募金を受け付けています。皆さまのご協力・ご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
募金方法:http://www.ywca.or.jp/news/2018/0919news.html

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