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報告:南京を考える旅2016
~平和の旅は『心』から~

南京・国際安全区記念館にて

2月26日(金)から3月1日(火)にかけて、日本・中国のYWCAの共催・南京YWCAの協力により、中国・南京にて、日中交流プログラム「南京を考える旅」を実施しました。 日中戦争時に日本軍が市民を虐殺した南京の地で、日本からの参加者15名(ユース10名、シニア5名)と中国の参加者23名がともに歴史を学び、自らの考えや認識を語り合いました。 主なプログラムは以下のとおりです。
【講演】
・ 同済大学 蔡建国教授(現状の日中関係について)
・ 上海師範大学 蘇智良教授(日本軍「慰安婦」問題について)
【フィールドワーク】
・ 侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館、旧「慰安婦」館跡地、国際安全区資料館
【文化学習】
・ 中山稜、南京民俗博物館


侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館にて献花。多くの人が記念館を訪れており、関心の高さがうかがえました。 「和平」の文字と平和を象徴する鳩が印象的でした。

基調講演、フィールドワークでの見学を経て、参加者はグループに分かれて議論を重ね、プログラム閉会式では各グループで「平和行動プラン」を発表しました。
発表されたプランには「5日間の旅で学んだことを友人に伝える」、「中国における日本、日本人へのイメージに左右されず、自分で経験したことを信じる」、「各地YWCAのメンバーにシェアする」などといった内容が盛り込まれ、日中両国の参加者同士が笑顔を交わしている様子には、今後の日本・中国の関係性への希望が伺えました。
しかし中には、日本人の友人を前に日本人への感情に葛藤している中国側の参加者もおり、戦争において日本は被害者であっただけではなく加害者でもあったのだとはっきりと自覚させられた場面もありました。

全体として、参加は一人ひとりが日本と中国の関係について深く考え、また戦争の恐ろしさを実感し世界の平和を強く希望した旅となりました。
中国からの参加者は「日本に行くこと」、日本からの参加者は「また中国に来ること」をお互いに約束し合いました。それぞれ、歩み寄る努力を続ける貴重な友人を得ることができたのではないでしょうか。

ゲームで交流
これまでに学んだ歴史や、プログラム中に見聞きしたことについて、どう考えるのか。皆真剣に相手の話に耳を傾けました。 毎食一緒に食卓を囲み、「中国人」「日本人」ではなく個人個人として仲良くなれました。
「平和行動プラン」発表。参加者のバックグラウンドはさまざまですが、お互いを正しく理解したいという思いは皆共通していました。 最後はそれぞれが学んだことや考えていることを幕に書き込み、5日間の旅での経験を心に刻み込みました。

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