25NOV.


11月29日は「パレスチナの人々と連帯する国際デー」


11月29日は、1977年に国連総会で定められた「パレスチナの人々と連帯する国際デー」です。 パレスチナYWCAは、武力攻撃や扮装の続くパレスチナにあって、女性や子どもの安全のためのアドボカシー活動、女性のエンパワメントのための職業訓練、難民キャンプの子どもたちのための幼稚園の運営などの活動を続けています。 ここでは、パレスチナYWCAの2014年年次報告から、難民キャンプの幼稚園運営に関する記事を紹介します。 JAIパレスチナYWCAと東エルサレムYMCAの合同アクション)からのメッセージはこちら→


アクバット・ジャベル難民キャンプ


2014年、アクバット・ジャベル難民キャンプ幼稚園のカリキュラムに、2つの新たな興味深いテーマが導入されました。
1. エドワード・サイード音楽学校との協力のもと、音楽・リズム体験を導入しました。これは、幼稚園児に音楽を教える、簡単で興味を引く方法です。音楽の才能のある子どもたちには、その才能を伸ばすためにバイオリンなどの楽器をプレゼントしています。

2. 幼いころから健康的で栄養のある食事を摂ることの促進。子どもたちは、お米とレンズマメから作るムジャダラーや、レモンケーキ、フルーツサラダ、茹でトウモロコシなどといった、伝統料理やお菓子づくりを体験しました。こうした楽しい参加型のアクティビティによって、とりわけ新鮮な野菜や果物など、健康に良い物を食べることと、どのように食事が用意され食卓に載るのかを知ることの大切さが強調されました。


エルサレムYWCA


エルサレムYWCAは、年に一回の芸術サマーキャンプを継続し、4歳から12歳までの360人以上の子どもたちを対象として開催しました。キャンプでは、子どもたちは踊り、料理、写真技術、バレエ、ダブカ(Dabkeh:パレスチナの伝統的な踊り)、絵画、チェス教室、遠足を楽しみました。すべて、夏の間に子どもたちの認知能力を向上させることを目的としたプログラムです。キャンプはまた、両親が子どもを預けられる安全な場所を提供し、女性たちが働きに行ったり、家での他の仕事をすることを可能にしています。   また、「パレスチナの子どもの日」にオープン・デーを企画し、特にパレスチナの伝統に焦点を当てた物語の読み聞かせを通して、多くの子どもたちの参加を得ました。「パレスチナ囚人の日」に企画したイベントでは、囚人となっている人たちの子どもたちや兄弟姉妹たちが招待され、パレスチナ人歌手のリム・バナとともに歌を歌いました。このイベントによって子どもたちは、自分の気持ちを話すことのできる居場所と、楽しいひと時を持つことができました。


ラマッラYWCA


昨年に続いてUPA(ユナイテッド・パレスチナ・アピール)による支援があり、ラマッラYWCAは、ジャラゾン幼稚園の子どもたちの心の健康向上プログラムを行うことができました。ジャラゾン幼稚園には、97人の子どもたち(女の子55人、男の子42人)が通っています。フェーズⅠにおいては、屋外の運動場を修復しました。新しい園庭があることで、屋外活動は行いやすく、安全で、楽しいものになっています。

「また幼稚園に行けるってお母さんから聞いた時、友達にまた会えると思って嬉しかったけど、今はクラスの友達と遊べる新しいお庭があってもっと嬉しいよ。ここは、僕が一緒に遊びたい人を誰でも連れて来られる、僕の第二の家みたいなもんだよ。友達と一緒に遊べるようにしてくれてありがとう」(エーハム・カマルくん、5歳)

「ここは、みんなと遊べて、誰も怖い人なんかいないから幸せな気持ちになれるところなんだ。先生たちも、教室も大好きだし、今年になってもらった新しい遊び場も大好きだよ。幸せで、安全な幼稚園をありがとう」(ジャナ・アルカルディちゃん、5歳)

アドハム・ニダルくんは言語障がいを持つ5歳の子どもです。障がいのせいで気持ちの表現ができず、クラス活動に十分参加ができずにいました。語彙が少なく、文を作ることに苦労していました。先生は、アドハムくんにつきっきりで、手を叩きながら一文字ずつ大きな声で言葉を発するという手法を使いながら、外遊びを通して彼の発話能力の向上を図りました。アドハムくんは先生のやり方を見て、正しい語順で正確な文を作るようになり、今では全体的な学力も大きく伸びました。幼稚園の他の子どもたちとの交流やおしゃべりも以前よりもできるようになりました。

加えて、10週間のサマーキャンプが実施されました。これは、子どもたちのための活動の核となるプログラムで、年一回開催します。5歳から12歳の120人の子どもたちが、さまざまな勉強やレクリエーションを織り交ぜた活動に参加しました。子どもたちは演劇、芸術、スポーツ、料理や写真などを楽しみました。さらに、地域の市民団体との協力で、安全確保と応急手当について子どもたちに教える時間を持ちました。 (翻訳協力:インターン平尾莉夏)

日本からできる、パレスチナへの連帯・平和構築のアクションとして、「オリーブの木キャンペーン募金」にぜひご参加ください。

オリーブの木キャンペーン募金の詳細はhttp://www.ywca.or.jp/whatwedo/palestina/olive.html 今すぐ募金するにはhttps://kessai.canpan.info/org/ywcaofjapan/donation/100753/


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