20OCT.


世界YWCA2015@タイ バンコク


10月11日から16日タイのバンコクで世界YWCA総会が行われました。 速報はこちら→


10月11日、70カ国以上のYWCAから、500人を超えるYWCAの仲間がタイ・バンコクに集まりました。日本YWCAからは、5人の若い女性を含む15人が参加。 世界YWCA総会は、色とりどりの民族衣装のパレードで賑やかに始まりました。 初日は、新たにアルメニアYWCAとブルキナファソYWCAの加盟が承認され、世界YWCAが目指す20年後のビジョン『共通目標』が紹介されました。また若い女性のリーダーシップを讃える「メアリー・ロビンソン賞」の授与式があり、インドYWCAの女性とホンジュラスYWCAが受賞しました。


2日目には、アジア地域のYWCAが、それぞれの地域が直面する課題をクリエイティブに発表しました。日本YWCAは、沖縄の米軍基地問題について、音楽、映像、参加者と一緒のダンスを通じて伝えました。夜には、タイ王女も主催者に名を連ねる歓迎会が開催されました。


3日目は、各国によるワークショップが開始しました。日本YWCAは、沖縄の基地問題を通じて、軍事基地における「女性に対する暴力(Violence Against Women: VAW)」の状況を世界的課題として提示するワークショップを開催しました。


4日目 この日は、会則改正の提案とともに、いよいよ今年の総会の「決議案」と「アクション呼びかけ」が発表されました。世界YWCA総会の「決議」は、今後4年間にわたる世界YWCAの方針、活動を方向づけるものです。「アクション呼びかけ」は、緊急の課題を受けて提起されるもので、同じく世界中のYWCA運動にむけた発信となります。 今年の総会では、カナダYWCA、オーストラリアYWCAによる「世界YWCAアドボカシー計画」、英国YWCA、スウェーデンYWCAによる「差別の撤廃」、日本YWCA、韓国YWCAによる「核兵器/原子力エネルギーを同等に否定する」という3つの決議案が出され、また、ユースのリーダーシップのための方針策定、中東の平和などに関する3つの「アクション呼びかけ」が発表されました。
これらの「決議案」ならびに「アクション呼びかけ」は、総会最終日に投票、採択されます。
 「メンバーシップとアイデンティティ」に関する全体会議での協議の中では、京都YWCAのユースが、ボランティアとして、職員としての経験から現状の課題と、多世代が互いに耳を傾け合って協働するという提言を語り、多くの参加者の共感を得ました。
 また、この日、日本YWCAは韓国YWCAと「核問題」に関するワークショップを共催しました。ワークショップでは、福島に住む仲間からの声を共有し、日本・韓国のYWCAの活動を紹介するとともに、今回提出している決議案の趣旨である「核兵器・原子力発電は本質的に共通であり、共に否定するべき」というメッセージを伝えました。


5日目は、明日の最終日に向けて、運営委員の投票、会則改正の協議、決議案を紹介するワークショップが開催されました。世界YWCAは、女性に対する暴力をなくす意志を示すため、木曜日に黒い服を着る「Thursdays in Black」キャンペーンをおこなっています。「非暴力週間」でもあるこの日は、参加者全員が黒い服を着て集まりました。


10月16日最終日、世界YWCA総会は以下を採択しました。
・ 会則改正(推薦委員会の欠員補充に関するもの)
・ 2035年にむけた「共通目標」
・ 2016年~2019年にわたる活動計画の枠組みと予算
・ 世界YWCAのアドボカシー計画に関する決議
・ 差別の撤廃に関する決議
・ 核兵器と原子力エネルギーの同等な否定に関する決議
・ ユースのリーダーシップ方針に関するアクション呼びかけ
・ 中東地域の人権と平和に関するアクション呼びかけ
・ 「売買春、人身売買、性的搾取、『セックスワーク』等に関する世界YWCAの解釈・立場を打ち出すアクション呼びかけ
今回採択された「核兵器と原子力エネルギーの同等な否定に関する決議」は、日本YWCAが「『核』否定の思想」として1970年に打ち出した考えに基づいており、それが世界YWCA全体として決議されたことは、大きな進展です! 閉会式では、開催国であるタイYWCAをはじめ、総会を支えたすべてのメンバーへの感謝が述べられました。次の世界YWCA総会は、2019年、南アフリカで開催されます。


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