5Sept.


報告:日韓ユース・カンファレンス~私たちの国における、原子力発電をとりまく状況


今年の日韓ユース・カンファレンスは、「私たちの国における、原子力発電をとりまく状況」をテーマに8月23日(金)~26日(月)に韓国・ソウルで開催しました。3泊4日の同プログラムには、日本から18名、韓国から22名が参加し、両国に共通する大きな問題である原子力発電について、共に学び、語り合いました。




参加者たちは、「エネルギー正義」に関する講演を通じて、原子力発電所が世界一集中する地域としての東北アジアの状況と、その中で「日本・韓国・中国は運命共同体である」ことを学びました。また、韓国・ミルヤン(密陽)で巨大送電塔の建設に反対する住民たちの姿から、コスト削減や便利さのために遠隔地の人々や社会的弱者を犠牲にしている原子力発電の構造を知りました。また、両国の参加者が、それぞれ自国における原子力発電をとりまく状況について報告をおこない、意見を交換しました。

みんなで、風車や紙に今の思いを書いて… 原子力発電所事故を表すモニュメントのまわりに並べました。

フィールドワークでは、エネルギードリームセンターを訪れ、採光・断熱や自家発電によってエネルギーの効率的活用を追求した建物を見学しました。また、旧日本軍が抗日活動家を幽閉したソデムン(西大門)刑務所歴史館では、今も残る戦争の爪痕を目の当たりにしました。この日の終わりには、伝統文化と最新流行が交わるソウルの町を一緒に歩いて楽しみました。


 エネルギードリームセンターで発電体験!  ソデムン(西大門)刑務所歴史館を見学

毎朝の集いでは、福島の方の声や、長崎からの参加者による礼拝など、思いを込めた言葉が共有されました。交流プログラムでは、遊びを通じて互いの文化を紹介し合い、親睦を深めました。


 日本のナショナルレポート  朝の集い。福島からの声を紹介。

まとめにむけて、参加者たちは、プログラムから学んだこと、これから目指したい未来、自分たちができることなど語り合って書き出しました。また、協議した内容に基づいて、核・原子力からの脱却を求める共同声明を発信しました。これからも、共通の問題の解決にむけて、また東北アジアの平和のために協力し合うことを確かめ合い、今年のプログラムは幕を閉じました。


 成果をまとめる  共同声明

第15回YWCA日韓ユース・カンファレンス 脱原発とエネルギー正義のための共同声明書

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