2007年08月22日
「対話し信頼しあうことが平和を守る」 長崎高校生平和大使が宣言

(一部簡訳)
8月22日、8人の「高校生平和大使」を含む総勢30名の高校生が、世界YWCAを訪問しました。高校生平和大使は毎年8月にジュネーブの国連を訪問し、全ての核兵器の廃絶と世界平和を願う人々の署名を届けます。高校生平和大使の国連訪問は今年で10回目、世界YWCA訪問は8回を迎えました。
1945年、広島に続き原爆投下の標的になった長崎では、約4万人が爆死し、負傷や放射能による発病がもとで死亡した人を合わせると、約7万人が犠牲になりました。「私たち人類が、二度と同じ過ちを犯さないように」と、聖和女学院高校二年の平井翔子さんは思いを述べました。
今回8人の高校生平和大使は、世界のリーダーへ軍縮と世界平和を訴える1万人の署名キャンペーンに参加し、7万9,244の署名を集めました。これは、若い人びとが世界の正義と平和を強く願っていることの現われです。
「世界の若い人々は、日本の南部に原爆が落とされたことを歴史の授業で勉強しますが、それ以上に社会と人々への影響について理解することが、長崎が史上(2つ目で)最後に投下された都市であることにおいて重要なことです」と県立長崎西高校二年の草野昂志郎くんは言います。長崎で生まれ育った草野くんのおばあさんは、放射線による合併症で投下後間もなく亡くなりました。「(原爆の)生存者が負っている心の傷を理解し、核兵器の脅威を知る必要があります。」投下から60年以上が過ぎ、生存者も高齢になりました。平和大使たちは、生存者の方がたの証言が平和の要となるよう希望しています。
「対話し、関係を築くことが平和を守ることに必要です」とは、マリーナ・フュテタさんのメッセージです。「核兵器を持つことで世界の力のバランスがとれる、という見方がありますが、関係を築くこととお互いを信頼することこそが平和な世界を創るでしょう。」
今年は2人のブラジル人、ペルー人、韓国人高校生が、4名の日本人高校生とともに平和大使をつとめました。日本人以外の高校生が平和大使になったのは、今年が初めてです。
平和大使たちに同行した長崎YWCA会長は、日本のYWCAでは平和と軍縮に関する活動を展開していることを、世界YWCAのスタッフに伝えました。世界に争いをもたらす戦争を放棄すると宣言する憲法9条に世界が注目するよう、9条ポストカードを世界中に広めてキャンペーンを行っています。

