2008年07月17日
緊急国際協力募金:バングラデシュサイクロン被災者支援募金の報告
募金件数44件 募金総額414,188円でした。
ご協力ありがとうございました。
バングラデシュYWCAから届いた報告書を掲載します。
報告書:サイクロン「SIDR」被災者への緊急援助(2008年6月3日付)抜粋
はじめに
2007年11月15日から16日にかけてバングラデシュ南部を襲った巨大サイクロン「SIDR」は、
バングラデシュYWCAの活動地域の一部であるGopalganj、 Barisal、 Khulna、 Jessore、 Chandpurにも大きな被害をもたらしました。その直後からYWCAでは被災者の援助を最優先課題とし、これらの各地域YWCAと連絡をとって、被害状況とニーズを調査しました。
同時に世界YWCAを通じて、被害に情報を発信し、世界に支援を呼びかけました。
倒壊した家屋
Emergency response (緊急支援)
緊急支援は、食料支援、生活支援そして住宅供給の3段階に分けて行ないました。支援の対象は救援に取り残されがちな女性と子どもたちを最優先にしました。
第1段階の食料支援は、被災した2141世帯を対象に、各世帯に7キロの米と2キロの豆を配給しました。
第2段階の生活支援は、畑の収穫と生計を壊滅的に失った1963世帯を支援し、各世帯に1000タカを奨励金として支給しました。支援自体は少額でしたが、それをもとに耕作を再開できるようになりました。
医療・保健衛生の支援も行ないました。YWCAの保健衛生スタッフとボランティアが被災地域を訪れ、出来る限りのケアを行いました。また被害の大きかった人々を他の支援機関に紹介するサービスにも尽力しました。
第3段階の援助は住宅供給でした。Gopalgang、 Khulna、Barisalの約279世帯に3000タカを補助金として支給しました。支援対象世帯は、他からの援助がまったくなく完全に困窮しており、女性が世帯主の家庭を優先しました。支援世帯は、その補助金によって修理・再建のために必要な材料を買うことができました。
日本YWCAからの支援でバングラデシュYWCAは住宅供給を82世帯増やすことができました。
収支明細書
受取額 日本YWCAより (US$3589.15-) 244,241.66タカ
支払額 住宅供給補助 246,000.00タカ
収支差額 △1,758.34タカ
修復した家屋 支援を受けた家族
最後に
サイクロン「SIDR」以降、何百もの草の根NGO、国、そして国際機関が莫大な援助をしていますが、それらの組織の大半は被害が大きい地域で活動しています。そのため、沿岸地域から少し離れた所に住んでいる人々は、ほとんど同程度のダメージを受けていても、地理的にその支援対象から除外されていました。そこで、YWCAは主に、貧しい人・恵まれない人・支援や情報を得ることが難しく、他の機関からの支援も乏しい、取り残された人々に対して支援を行いました。
サイクロン「SIDR」は何百もの命を奪い、何百万タカという財産を破壊しました。何千もの人々が家を失い、何百万もの人々から生きるために必要な穀物の最後の一粒までをも奪い去りました。これらの人々に対するYWCAの援助は、大海にバケツで水を注ぐようなものかもしれませんが、YWCAは多大な支援をしたと認められています。それはこの支援が、苦難の只中にある人々にとって少しでも救済になったからです。
サイクロンが去って数カ月がすぎ、人々は次第に通常の活動を再開しつつあります。しかし、生活は以前にもまして苦しいままです。それは、食料は依然として欠乏し、住まいも十分なものではないからです。(翻訳:日本YWCA 翻訳ボランティア)

