2006年08月18日
パレスチナ及びレバノンからのアクションアラート2緊急行動の呼びかけ
レバノンYWCA及びパレスチナYWCAは、世界中のすべてのYWCAと国際的人道援助団体に次の行動を呼びかけます。
1.国際社会、特にジュネーブ条約の調印国に対し、イスラエル政府とパレスチナ自治政府がパレスチナにおける公正で持続可能な平和の実現に向けて対話を再開するよう働きかけることを、再度求める。
2.イスラエル政府とレバノン政府に対し、一般市民の安全、国家の安全、地域の保全、及び戦時下における人権と安全を保障するすべての法律の遵守について同意に達するよう、強く求めること。
3.自国の政府に対し、直ちに調停に携わり、人命のさらなる損失を防ぎ、罪のない市民を守るために即時停戦を当事国すべてに要求するよう、強く働きかけること。
4.イスラエルに対し、この不当な無差別集団処罰を即刻中止し、ジュネーブ条約を遵守するよう、要求すること。
国連機関に求めること
5.パレスチナとレバノンの最終和平調停に関するすべての国連決議、特に国連決議242号と338号、及びレバノンの領土保全を保障するすべての決議を全面履行すること。
2006年8月7日
1回目の緊急行動の呼びかけを発信してから2週間以上たった今も、イスラエルによるレバノンとパレスチナへの戦闘行為が続いています。イスラエルは南レバノン及びベイルートのあらゆる街とベイルートにつながる主要な橋を標的として攻撃しています。最近のカナへの猛攻撃では少なくとも57人が死亡し、そのうち37人が子どもでした。イスラエル占領軍はガザを侵略し続け、ヨルダン川西岸地区の町や村・難民キャンプへの攻撃を続けています。
7月12日にイスラエルがレバノンへの攻撃を開始して以来、計りしれないほどの人々が犠牲になっています。1,000人以上のレバノン人が殺され、3,500人以上が負傷し、百万を超える人々が難民となりました。しかし、これで終わったわけではありません。イスラエル軍による学校・幼稚園・老人ホーム・保護施設・教会・モスク・民家の破壊が続いています。彼らは水道・橋・空港・道路・発電所・病院など重要な生活基盤施設のみならず救急車や人道支援要員に対しても激しい爆撃を加えています。
国連安全保障理事会が開かれているにもかかわらず、米国はイスラエルの侵攻を支持し、イスラエルがレバノンとパレスチナに戦争をしかけ、大規模な攻撃と市民に対する空爆を続行することの正当性を保障しています。イスラエルの行為こそ違法であるという事実、この大虐殺と二つの国家及びその国民に対する集団処罰の違法性、全地域を紛争に巻き込む危険性などまったく無視しているのです。
パレスチナでは現在までに200人以上が殺され、500人以上負傷し、数十の家と公共の建物が破壊されました。イスラエル軍によって数少ない検問所が閉鎖された上、唯一の電力発電所も破壊され、150万人のガザの住民は深刻な事態に直面しています。イスラエル軍は西岸地区の都市や村・難民キャンプへの攻撃を続け、国の中枢であるパレスチナ行政府・総合施設・サービスセンターを破壊しました。ロケット弾がガザの難民キャンプ・都市・村に射ち込まれ、家々や生活基盤が破壊されました。イスラエルの猛攻への報復として南レバノンから発射されたロケット弾により、多くの罪のないイスラエル人も死亡しました。広範な市民社会や市民団体・外交主導者による懸念が高まっていたにもかかわらず、超大国は、停戦を呼びかけ、イスラエル軍に罪のない市民への容赦ない攻撃を中止させることに失敗しました。
和平交渉が問題の根本原因――イスラエルによるパレスチナのヨルダン川西岸地区とガザ、レバノン南部とシリア領ゴラン高原の占領――に取り組むことに失敗した今、それらの地域は今後もイスラエル軍の侵略と破壊にさらされ、苦しみを強いられることになるでしょう。安全は平和によってのみもたらされるものであり、戦争で勝ちとるものではありません。正義ある平和が中東全域に実現されない限り、パレスチナ、レバノンそしてイスラエルの罪なき市民、特に子どもと女性が命を失い、苦しみ続けるのです――生きるために必要な最低限のものも得られず、日々心に傷を負いながら。私たちは、平和・正義・安全を決してもたらすことのないすべての暴力行為を強く非難します。

