2008年07月28日
緊急国際協力募金:ミャンマー(ビルマ)のサイクロン被災者支援募金 中間報告
2008年5月にミャンマーを襲ったサイクロンによる被災者への緊急国際協力募金にご協力いただき、感謝申し上げます。日本YWCAはミャンマーYWCAが行なう被災者救援を支援し、世界YWCAを通して30万円を送金いたしました。その緊急支援金の使途と感謝の報告が届きましたので、お知らせいたします。
ミャンマー(ビルマ)のサイクロン被災者支援報告書(抜粋)
日本YWCAからの支援金への感謝と報告
現地通貨に換算して、2,657,800K(チャット。以下K)をDaydaye’群区、デルタ内のNay Yaung Kar村の救援活動に用いました。村人は日本YWCAからの支援を心から感謝しています。
収支明細
収入
日本YWCAより 2,657,800
支出
1.橋の修繕 1,000,000
2.制服の支援(5,000×140) 700,000
3.女性世帯主への資金援助 957,800
計 2,657,800
差し引き 0
支援概要
2008年7月4日、ミャンマーYWCAスタッフはNay Yaung Kar村で、村の長老、当局者、村の代表者と会談をしました。彼らは最重要課題として、橋の再建をあげました。以前、村には橋が架かっていましたが、サイクロンによって損傷を受け使用できなくなっていました。この橋は、子どもたちが学校へ行く時など、村の日常生活に不可欠でした。
また、8つの村を管轄する地方衛生センターともいえる病院がこの村にありますが、橋が使えないため、患者は通院に遠回りをしなくてはならず、非常に多くの時間を費やしています。
現在は夏休みが明け、子どもたちが学校に通う時期です。橋の代わりに小さなボートで学校へ通うのは、転落の恐れもあり非常に危険です。調査によると、10歳以下の、約300人の子どもたちが学校に通っています。子どもたちがより安全に学校へ通うためにも橋の再建は重要です。
1.橋の再建支援
村人たちは、サイクロンによってすべてを失いましたが、日常生活に不可欠である橋の再建のために、500,000 Kの寄付を自分たちで募っています。再建には、総額1,500,000Kが必要となる見通しなので、私たちは1,000,000Kを援助しました。村人たちは、責任をもって長期的に利用可能な橋の再建をすると約束しています。
2. 子どもたちの制服
300人の子どもたちのうち、140人の制服が必要です。私たちはそれぞれに5,000Kを、制服代として援助しました。
3.女性が世帯主の家族(夫と死別した女性を含む)への資本金
家族のために再び働きたいと思っている女性たちへの資金援助です。私たちは総額957,800Kを、彼らがビジネスを始めるための資本金として援助しました。
7月になり、村人たちはすでに田畑を耕し終え、稲を育てています。
村の救援活動を行なうコミュニティ開発委員会の発足に向け、私たちは村人を動かし、励まして
きました。開発委員会発足の重要性に気づいてから、彼・彼女らは非常に熱心に、近隣の村に
救援活動の委員会発足の提案をしています。村人たちは、一層協力的になり、お互いを気遣い、村のニーズに気づくようになっています。
ミャンマーYWCAが行ったサイクロン被災者救援活動の概要
2008年5月2日夜から3日にかけてミャンマー南部を襲ったサイクロン・ナルギスは、ミャンマーYWCAがマイクロ・ファイナンスのプログラムを実施しているデルタ地帯に大きな被害をおよぼしました。被災直後は海外のNGOや国際機関が被災地に入れない状況の中、YWCAはいち早くデルタ地帯で被災者救援活動を開始しました。また通信が非常に制限されていたにもかかわらず、世界YWCAを通して、被災状況を世界に向けて発信し、支援を求めました。
緊急支援
食料支援:被災直後は、家を失い、シェルターに避難している被災者に対して、調達できるかぎりの米、油、ろうそく、いわし(魚)、ビスケット、飲料水、生活水、塩などを提供しました。
子どもたちの保護:シェルターに避難できる人がいるがいる一方で、弱い立場の人々ほど取り残されます。YWCAではヤンゴンで被災したストリートチルドレンの支援を開始しました。
家屋の再建:モンスーンの季節が到来し、激しい雨が続いているミャンマーで、緊急に必要な支援は屋根のある場所を被災者に提供することでした。そこでYWCAは、被災者に屋根の修理、建設や家屋建築のための木材の提供を行いました。94世帯に、一戸あたり300,000 Kを支給しました。
(報告:2008年7月14日ミャンマーYWCA)
(翻訳協力:山根朋子)

